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3DCADのフリーランスになるためには?稼ぎ方や仕事の見つけ方まで解説

CADフリーランス・独立・業務委託
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3DCADオペレーターは、フリーランスや在宅勤務に相性が良い職業です。

より自分らしい働き方は何なのか?正社員でありながらフリーランス的な働き方を実現したい方が増えています。

フリーランスは、好きな仕事を好きな時間に自分に合った働き方が可能です。その反面、保障という面で不安になったりもします。

しかしCADは専門職です。自分の技術に自信がある場合は、フリーランスを始めてみるタイミングかもしれません。

働く場所や時間、仕事内容などを自由に選べる働き方は、ライフワークバランスや余暇を充実させる、多用性などの観点からこれからますます注目されていくことでしょう。

今回は3DCADのフリーランスになる方法から、年収仕事のもらい方CADオペレーターのフリーランスの仕事探しに強いサイトなどを業界に20年以上いる筆者が解説したいと思います。

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3DCADでフリーランスになることは可能か?

CADでフリーランスになることは可能か?

もちろん可能です。

3DCADは建築、自動車、航空宇宙、電機など様々な業界でモノづくりをする上で必要不可欠なツールです。

したがって、技術力さえあればフリーランスとしてやっていくことは可能です。

ただし、CADの仕事は専門職のため未経験でフリーランスの仕事ができるほど甘くはありません。

やはり実務経験を積む必要がありますので、例えば以下でご紹介するキャリアパスを通してなることをオススメします。

3DCADでフリーランスになるための方法やキャリアパス

CADフリーランスになるためのキャリアパス

3DCADの仕事でフリーランスになるためには、実務経験が3~5年は必要です。

できれば、独学ではなく、設計事務所や機械メーカーなど会社勤めを経験することをオススメします。

なぜなら基本、会社は教育体系が整っているため独学よりも一人前になるスピードが速いためです。

CADの仕事というとCADの操作スキルがあれば良いと思いがちですが、以下のような様々な周辺スキルが必要になります。

これらを独学で習得するのは難しいですし、時間がかかります。

会社だと聞ける先輩が近くにいるので安心ですし、学んだスキルに自信が持てると思います。

  1. 製図図学(幾何公差、寸法公差など)
  2. 三角法
  3. 業界の専門用語
  4. 製造方法
  5. 設計者とのコミュニケーションスキルなど
  6. 3DCAD操作スキル

上記のスキルを習得しつつ、会社勤めのうちから副業アルバイトで仕事をしておくことで、フリーランスへの移行もすんなりとできるでしょう。

3DCADのフリーランスの1日のスケジュール

CADフリーランスの1日のスケジュール

以下は当サイトに執筆してくれているCADフリーランスの方の1日のスケジュールです。

6:30 起床
7:00 朝食
7:30 自由時間(家事、散歩、ニュースチェック)
9:00 仕事開始(メールチェック、CAD作業、依頼主とZoom)
※CAD作業がはかどるように依頼主に質問しやる事を明確にします
12:00 ランチ
13:00 仕事(CAD作業、資料作成、調べもの)
※集中力がない時は気分転換に運動します、次の日のタスクを整理して終業します。
18:00 自由時間
※ランニングしたり、読書したりします
19:00 夕食
23:000 就寝

いかがでしょうか?

ワークライフバランスが考えられたスケジュールですね。もちろん、仕事が立て込んでいる時は夜遅くまでやる場合もありますが、毎日ではないので体への負担もないとのことです。

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3DCADのフリーランスの年収

CADフリーランスの年収

CADフリーランスの年収は300~400万円と言われています。

月収にすると25~33万円ぐらいです。

ただこれは一般的な話なのでやりようによってはもっと稼ぐことができると思います。

他のCADオペレーターが持っていないスキルを有していると、差別化になり高額案件を得ることができます。

例えば各業界の新技術はまだ取得している人材も少ないのでチャンスです。

具体的には建築業界だとBIM/CIM、機械業界だと3D図面などです。

また既存技術でもCAEのスキルがあるとモデリングした3Dデータを強度解析、固有値解析などでき喜ばれるでしょう。

3DCADのフリーランスのメリット

CADフリーランスのメリット

時間が自由に使える

フリーランスの最大のメリットは時間を自由に使えることでしょう。

始業、終業時間や1日何時間働くべき、なんていうのもないので、自分で好きな時間に働くことができます。

会社勤めと違って監視、拘束がないので、仕事の合間に気分転換にランニングしたり筋トレすることも問題ありません。

納品物である3Dモデルや図面などを期限までに納品できさえすれば、その他の時間は自分で自由に使えるということです。

その分、自己管理能力も必要になってきますが。

子育てや介護なども会社勤めだと難しいですが、在宅で働く場合は両立もできるところがフリーランスならではです。

また在宅勤務の場合、通勤する必要もなく通勤時間も省けるので、その分、時間が浮きます。

毎日、満員電車で往復2時間の場合、年間約480時間も浮くのはかなり嬉しいことでしょう。

パソコンさえあれば、どこでも働ける

CADソフトがインストールされたパソコンがあれば、どこでも作業可能です。

仕事の依頼元の設計者などとメール連絡や調べ物をするためにインターネット環境があるとなお良いです。

自宅はもちろん、気分を変えてカフェやコワーキングスペース、旅行先で仕事をすることもできます。

最近は山や海などで車中を仕事場にする人もいますね。

パソコン電源用のポータブル電源、ルーターでインターネット環境があれば車中もオフィスになってしまいます。

時間を売るのではなく成果物に対する報酬

サラリーマンの場合は、1日8時間以上、会社にいて仕事をすることで給料をもらいます。

いわば、時間を拘束されて、その対価として給料をもらうという、時間を売るという感じです。

フリーランスになると、成果物の対価として報酬を得るので、仕事を早く終われせても同じ報酬がもらえます。

例えば、納期30日で報酬10万円の仕事を受けたとして、それを1日でやろうが、30日でやろうがどちらでも報酬は10万円です。

したがって、効率的に仕事を終わらした分、余った時間は自分の自由にできるのです。

ここもサラリーマンとフリーランスの大きな違いでしょう。

仕事を選べる

依頼主からの仕事内容、報酬の見積もりに対して、その仕事を受けるかどうかを決めます。

したがって、これらが自分にマッチしないと思えば受けなければよいので、ある意味仕事を選べるのです。

まずはCADフリーランスとして実績を積み、信頼を勝ち取っていく必要があるので、自分のスキル以上のものに挑戦しすぎると、はまってしまこともあります。

人脈が広がる

フリーランスのイベント、セミナー、交流会やコワーキングスペースなどで色んな業種の人と繋がることができます。

もちろん、CADのフリーランスとも繋がることもできます。

フリーランスは横のつながりが重要です。一人で調べて何でもこなしていくのには限界があるので、同業者がどのようにやっているのか、最新技術情報などはシェアしたいものです。

また自分でこなしきれない量の仕事は、仲間と協力して行ったり、時には依頼主に仲間を紹介したりすることも良いでしょう。

そうやっていることで、逆に仕事を紹介してもらえたりもします。

節税の幅が広がる

CADフリーランスは、個人事業主としてスタートを切ると思います。

今までのサラリーマンですと、収入からみなし経費を引かれていましたが、個人事業主になると必要経費として使った分をしっかり計上できるようになります。

例えば、以下が主な経費として計上できる思います。

  1. CADソフト購入費用
  2. パソコン購入費用
  3. ネット使用料
  4. スマホ使用料
  5. 自宅家賃
  6. 顧客との飲食代

もちろん上記は個人として使う分もあると思いますので、割合は決める必要があります。

売り上げ規模が増えると法人化するのもありでしょう。法人化することにより更に計上できる経費の幅が広がってきます。

このようにフリーランスは税金関係にも詳しくなり、必要に応じて経費を計上できます。収入がサラリーマン時代と同じであれば、支払う税金も軽減でき節税も可能でしょう。

信頼を勝ち取れば継続的に仕事がもらえる

  1. メールなどのレスポンスが早い
  2. コミュニケーションスキルがある
  3. 仕事が正確
  4. 仕事が早い(納期を守る)
  5. 関連部品との不整合(隙干渉)を指摘できる
  6. 形状提案できる

上記のようにサラリーマンとしてCADの仕事をしていると、どういった人が信頼されるのかが分かると思います。

フリーランスでも同様のことを心掛けることで信頼を勝ち取り、これができると依頼主も継続して仕事をお願いしたくなります。

依頼主としては自分の依頼をしっかりこなしてくれる人を探すのが非常に大変なので、あの人にお願いしておけばしっかり納品してくれるだろう、と思ってもらえることが大事です。

3DCADのフリーランスのデメリット

税金の知識必要

メリットのところでも触れましたが、個人事業主や法人設立することで確定申告をするために税金関係の知識が必要になります。

今は便利なことに会計ソフトも充実しています。

私は弥生を使っています。

会計ソフト利用がはじめてだったの不安でしたが、簡単に使える作りになっていたので問題なく使えています。

私が選んだベーシックプランでは分からない操作が出てくると、電話・メール・チャット・画面共有などで丁寧に教えてくれたので非常に助かりました。

確定申告は自分でやることもできますし、お金を払って税理士にお願いすることも可能です。

後で紹介するフリーランス専門の転職エージェントで代行してくれるところもあります。

いずれにせよ、ある程度税金の知識が必要です。ただこれをデメリットとみるかメリットとみるかは、人それぞれでしょう。

やる事がサラリーマン時代より増えることになりますが、今まで良く分からずに税金を引かれていたのを、自分で理解することで今まで払いすぎていた税金が返ってきたりするかもしれません。

日本では税金やお金に対する教育が行われず、それをいいこと会社勤めだと一律で源泉徴収として税金が引かれる仕組みなので、この辺りもフリーランスになったタイミングで勉強することをオススメします。

自己管理能力が必要

時間が自由になる反面、自己管理能力が求められます。自由になりすぎてサボってしまっては本末転倒です。

自宅で仕事をするだけに、テレビやインターネットなど誘惑も多いでしょう。

健康管理はもちろん、様々な誘惑に打ち勝ち、アウトプットしていく強い自己管理能力が必要になります。

3DCADのフリーランスで稼ぐためのスキルアップ方法

当たり前ですがCADフリーランスで稼いでいくためには技術力が必要です。

逆に他人が持っていない技術を持っていることで差別化でき、仕事がもらえやすくなるでしょう。

したがって、自分に足りないスキルを貪欲に補強していく必要があります。

複数のCADを扱えるようになる

普通、CADオペレーターとして使えるCADは1~2つでしょう。

ただ世の中にはたくさんのCADがあるので、ニーズのあるCADを3つぐらい扱えると仕事を受注しやすくなります。

このニーズのあるCADというのが非常に重要です。

企業側はデータ互換性の問題もあり、普及率が高いCADを採用する傾向にあるので、したがって自分の業界で普及率の高いCADを3つぐらい使えるようになると有利でしょう。

以下が、各業界の代表的なCADでしょう。

  1. 建築業界:AutoCAD、JW_CAD、Vectorworks、SketchUp
  2. 機械業界だと:CATIA、NX、Creo、Solidworks

新技術を使えるようになる

デジタルエンジニアリングの世界は技術が日進月歩で進みます。

例えば2DCADから3DCADへ、3DCADからBIM/CIM、3D図面へ進化しています。

BIM/CIM、3D図面はまだ扱える人が少ないにも関わらず政府主導で普及を推進しているので今後、ニーズが増えていくでしょう。

今のうちから使えるように独学しておきましょう。

CADのスクールで学ぶ

扱えるCADを増やしたいや、新技術を学びたい場合は、スクールで学ぶことも可能です。

独学することもできますが、やはり体系的に学んだり、分からない時にすぐに聞ける環境はスクールの良いところです。

CADの資格を取得する

資格を取得することで、該当の技術を体系的に学ぶことができます。

その他にもスキルアップの方法は以下のやり方もあります。

  1. 日経ものづくりなどの専門雑誌
  2. 書籍
  3. CADベンダーのサイト
  4. Youtube
  5. フリーランスどうしのネットワーク、イベント

このように会社に勤めている時は自然と入って来る業界動向や新技術の情報も自分で取りに行く必要があります。

会社だと経験年数に合わせて研修などが組まれているかもしれませんが、フリーランスだとそういったことはありません。

3DCADのフリーランスをする上での注意点

CADフリーランスをする上での注意点

パソコンなど作業環境を整える

CADフリーランスで稼いでいくためには、以下のような作業環境を整えることが重要です。

  1. CADソフト
  2. パソコン
  3. 外付け用モニター
  4. プリンター
  5. 作業部屋
  6. 作業机、いす
  7. インターネット環境

特に作業の効率性を求めるために、パソコンはある程度のスペックのものが必要です。

事前にCADソフトのホームページで推奨のパソコンスペックを確認しておきましょう。

また今や外付けモニターは必需品です。4つぐらいあっても良いでしょう。

なぜ4つ必要かというと3Dモデルは修正前と後を画面を並べて表示させ、見比べながらモデル修正すると効率が良いです。

また同時に図面や作業完了報告書やメールなどドキュメント系を見るための画面も必要です。

これらを各アプリを切替ながらやるより、目だけ動かしてやる事で効率が非常に良くなります。

今は外付けモニターは1万円未満で売っていますので作業を効率化するためにそろえておきましょう。

情報発信して自分の技術力を営業する

CADフリーランスで稼いでいくためには、自分という存在を認知してもらうことが非常に重要です。

いくら差別化できる技術力があったとしても、それを依頼主側に知ってもらわなければ、仕事はもらえません。

認知してもらうためには以下のように多くの入口を準備しておきましょう。

  1. ホームページ
  2. SNS関係(Facebook、Twitter、インスタグラムなど)
  3. Youtube
  4. 電子書籍

全部、準備しなくても構いませんが、ホームページやSNS関係は無料で使えるサービスがあるのでやらない手はないでしょう。

3Dモデルや図面などを実績のポートフォリオをホームページやSNSにアップできればやりましょう。

建物名や部品名より、写真や画像を見せたほうが技術力を理解してもらいやすいです。ただ機密の問題もあると思うので、そこは気を付けてください。

3DCADフリーランスの仕事の見つけ方

CADフリーランスの仕事の見つけ方

CADフリーランスで成功するには仕事の見つけ方が非常に大切です。

仕事の見つけ方を知らないと全く稼げないので注意が必要です。

いくつか方法はあるのですが、やはりこの時代はインターネット経由で仕事を見つけることが多くなっています。

ここではCAD案件が多いサイトをいくつかご紹介します。

クラウドソーシングで探す

クラウドソーシングといって、色んな仕事の依頼が掲載されているサイトがあります。

ここに登録し、自分ができそうなCADの仕事を選んで応募しましょう。

以下が代表的なクラウドソーシングのサイトです。

クラウディア

業界トップクラス。リモート案件注力。
70%以上がリモートで働けるお仕事です。

クラウドワークス テック

独立したい。副業したい。そんなフリーランスのための求人サービス。
報酬額や勤務地、職種やスキルなど、ワーカーの希望を専属キャリアサポーターが伺い、最適なお仕事をご提案します。

クラウドソーシングサービスを上手く使うポイントは以下の2つあります。

  1. 各サイトに複数登録しておき良い案件が出たらすぐにゲットできるようにしておくこと
  2. ワーカーとして登録したらプロフィールをしっかりと書くこと

登録も無料なので、何もデメリットはありませんので。

プロフィールを見てスキルを当たり付けし、コンタクトしてい来る依頼主が結構います。

CAD作業の仕事だけでなくブログ記事の執筆やアンケート回答のような仕事もあります。

フリーランス専門サイトやエージェントで探す

意外と知られていないのがフリーランス専門のエージェントです。

専門のコンサルタントがフリーランスとして成功できるように色々とアドバイスしてくれるのです。

フリーランスになりたてだと色々と不安もあると思います。

そういった時に専門のコンサルタントに相談できるのはかなりオススメです。

フリーランスで大変で面倒なことは、仕事を見つけることと、依頼主との報酬の交渉です。

これらの面倒なことを専門エージェントだと一切合切、代行してくれるので非常に楽で、CADの仕事に専念できます。

またフリーランスは意外と孤独を感じるものですし、自分が進んでいる方向性を客観的にみてもらいたもの。

したがってCADの業界動向や今後のキャリアについて相談したい場合は、以下のようなフリーランスを専門としているキャリアコンサルタントに相談するのが良いでしょう。

以下にCADのフリーランス向けのおすすめエージェントをランキング形式でまとめてみました。

まずは無料登録からやってみることをオススメします。

勤めていた会社から仕事をもらう

フリーランスとして独立する前に働いていた会社からそのまま仕事をもらうケースも多いです。

会社としては、その人のCADスキルや働きぶりを分かっていますし、逆に従業員として管理する必要がなく、ある意味、アウトプットさえ出してくれれば良いわけです。

ある意味ドライな関係ですが、Win-Winな関係でもあるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は3DCADのフリーランスとして成功するために必要なことを全てご紹介しました。

迷いもあるかと思いますが、まずは副業からでも初めてみることがおすすめです。

そのためにも上記で紹介したエージェントにフリーランスとしてやっていけるか相談してみると良いでしょう。

CADオペレーターの悩みや相談はこちらまで

友だち追加

この記事を書いた人
編集長

当サイトの記事はデジタルエンジニアリング業界に20年以上従事している編集長とCADオペレーターやCGクリエイターの現役、経験者が書いています。CADやCGで悩みがある方はコメントくださいね!

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