内装会社を2社で10年間、デザイナーとして働き、その後、独立しています。
この2社ではベクターワークスを使い、店舗やオフィスなどの内装に関する図面、パース、内装デザインを作成していました。
独立に至ったのはコロナウィルスの影響で働き方を見直そうと思い、変えようと思った事と、結婚をし、仕事よりもプライベートを充実させたいと思ったのがきっかけでした。
独立した当初は仕事が全くなく、とにかく大変でしたが、内装会社時代に使っていたベクターワークスのツールを使い、徐々にお仕事が頂ける様になって行きました。
ベクターワークスのフリーランスで在宅で仕事をしたい
まずベクターワークスでフリーランスになりたかった理由は、在宅での仕事をしたいと思い、今までの経験を生かした仕事をまず考えました。
具体的には内装会社での経験を1番生かせるベクターワークスのツールを使い、図面や、パース、内装デザインの提案をする事でした。
まず、デザインでの仕事を売り込む事は、会社のブランドもなく、デザイン自体の費用としての評価が世間一般曖昧である事、またデザインの仕事をする上での人脈もない事、以上の理由で難しいので、ベクターワークスでの図面の仕事を頂けるよう、業務委託で図面作成のCADオペレーターの仕事を探し、就職活動を進めていました。
ベクターワークスのフリーランスの仕事の見つけ方
ココナラでは仕事は見つからず
最初に仕事探しで登録したサイトがココナラでした。
ココナラは、自分のスキルを売る事ができるサイトです。スキル、例えばパース作成 4万円、看板サイン作成 3万円、内装デザインの平面レイアウト〜パース作成まで7万円等載せてみましたが、実際全然、全く連絡が来ませんでした。
その後、金額が高いのかと半額に下げても全く連絡が来ず、仕事として成り立ちませんでした。
ここはランク制度なのですが、同業のランクの高いプラチナの方等見ていると、かなり販売実績がある様でしたので、ランクの高い人が目に止まり安く、ランクを上げていって人の目に止まるには時間がかかる様でした。
ママワークスは業務委託におすすめ
次にママワークスという在宅をメインの業務委託の仕事が多く掲載されているサイトでCADオペレーターの仕事を探しました。
こちらは、WEB面接で就活ができるので、完全在宅で仕事を探す事が出来、オフィスの図面を作成するCADオペレーターの仕事につく事が出来ました。
ランサーズはコンペ形式が多くておすすめ
ランサーズというサイトで仕事を見つけています。
ココナラのサイトと同系統ですが利用者数が多く、クライアントとしても優良企業が多く、企業の社長様も注目していて、可能性の幅が広がるサイトです。
色々なコンペも開催されていて、デザインだとロゴ作成のコンペが圧倒的に多く、コンペに参加するには身分証明等を登録すれば、殆ど規制がないので、自由に参加が出来ます。
後は以下の記事にあるようなフリーランス向けのサイトに無料登録しておき、仕事を探したり、希望の案件が出たら連絡してもらうようにするのも有効です。
ベクターワークスを使ったフリーランスの仕事、収入や単価
業務委託で、オフィスの平面図作成を主に請負っており、平面図1枚4時間程度で12000円で作成して報酬を得ています。
ランサーズのサイトでは主に、内装デザインの平面レイアウト、各所イメージ写真まとめ資料、パースの3点を作成しています。その3点、45000円で作成して報酬を得ています。
ベクターワークスフリーランスの1日のスケジュール
まず、朝一家事を片付け、仕事を始めるのがルーティーンです。
仕事としては、一日平均二枚程度平面図等の図面をベクターワークスで作成し、残り時間でデザインイメージを検討したり、パースをベクターワークスで立ち上げ、photoshopで加工するといった形のスケジュールになります。
ベクターワークスフリーランスのメリット
フリーランスとなり、会社で働くのと違い、やり方に縛りなく、自分のスタイルで出来ることと、時間配分を自分で調整できるのは、最大のメリットです。
会社時代は案件がたくさんあり、パースは外注にお願いしていましたが、今は、案件に集中し、ベクターワークスを使ってデザインも図面を3Dに立ち上げて空間の目線に立って色々な方向から見て、形状や色も検証出来るのでデザインの幅も広がりました。
また独立して、一人で進める様になってから覚えた事もたくさんあります。
ベクターワークス一つで、図面もパースも作れることがベクターワークスを使うメリットです。
また、会社のブランドがあって昔は仕事が会社から安定してもらえていましたが、今は、完全実力で仕事を持ってこなければいけないので、プレッシャーはありますが、仕事を頂ける事のやりがいがかなりあります。また直接仕事の評価も頂ける喜びもあります。
ベクターワークスやその他技術のスキルアップ方法
会社とは違い、独立してフリーランスでやっていると身近で相談できないのは前と大きく変わりました。
しかし、今はネットに色々な情報が落ちており、ベクターワークスやphotoshopの技術も説明してくれるサイトが見つかるのでそちらで技術を盗みながら進めています。
ネットという中に身近な相談役がたくさんいるイメージで、当初はこんなにやり方を丁寧に説明してくれる人がいるのかと驚きましたが、ネットの情報力は偉大です。
私の場合、ベクターワークスの操作はそれなりに自信があったのですが、Photoshopについて課題を感じていましたので独立を機に以下の(株)アドバンが提供している通信講座を使って勉強し直しました。
この通信講座は、学習期間を1年、2年、3年と選べ、他社と比べて学習期間が長かったので、しっかりと学べると思い、選択しました。
また学習期間内は、Adobeソフトのフル機能を使い放題なのも助かりました。
ベクターワークスを働きながら学びたい場合は、東京デザインプレックス研究所の「空間CADプロフェッショナルコース」もおすすめです。
ベクターワークスフリーランスをやっていく上で大事なこと
パソコンや在宅環境を整える
ベクターワークスは初期投資もかなり費用がかかりますが、どんどんバージョンが新しい物が出てくるので、その更新費も高いです。
Vectorを動作させるのに、パソコンのスペックもCPUが、Core i7、Ryzen7、2GHz以上、グラフィックスもNVIDIA Tシリーズ、RTX AシリーズいずれもGPU 4GB以上必要なのでこちらも費用がかさむ要素です。
企業にいる時は会社がやってくれていたので気にしていませんでしたが、今はそういう訳にはいきません。
また在宅仕事は、座りっぱなしだとどうしても運動不足になりがちです。
そこで最近、昇降式デスク(スタンディングデスク)というものがあることを知り、これを使って立ちながら仕事をしたりしています。
3DCGや図面作成で気分が乗っている時は、立ちながら仕事をし、じっくり考えるような仕事の場合は座るなどしてメリハリをつけるのに役立っています。
昇降式デスクはすごく高価なわけではないので、それよりも生産性が劇的に上がったので個人的にはおすすめです。
顧客獲得が大事
大事な事は仕事を安定してもらえる顧客を獲得する事です。
どんな仕事にも通じる事かもしれませんが、顧客に満足してもらえる正確で納期の早い図面作成に対応する事や、良いデザインを提供してお客様にリピートしてお仕事頂ける事が何より大事な事と考えています。
確定申告は会計ソフトを使う
フリーランスになったら青色申告など確定申告が必要になります。
そこで私も会計ソフトの「弥生」を導入してみました。
会計ソフト利用がはじめてだったの不安でしたが、かんたんに使える作りになっていたので問題なく使えています。
私が選んだベーシックプランでは分からない操作が出てくると、電話・メール・チャット・画面共有などで丁寧に教えてくれたので非常に助かりました。
さくっと確定申告を済ませることができましたよ。
まとめ
独立してフリーランスとなり当初はお仕事を頂けず大変でしたが、ベクターワークスのツールを用い、業務委託のCADオペレーターとして図面の仕事が頂けた事、ネットで情報を集め、スキルが自由に売れる媒体、ココナラやランサーズの存在を知り、活用できた事がフリーランスとして仕事をしていく中で大きな前進でした。
そこからは、ネットの情報に助けてもらいながら、スキルをアップし、とにかく安定した顧客を獲得できるよう、日々丁寧な仕事を心がけています。
今後もベクターワークスのフリーランスを続けていきます。
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