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CADオペレーターの年収はいくら?仕事内容や待遇を現役8名がぶっちゃけます

CADオペレーターの年収 CADオペの仕事・年収
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求人を探していると良く目にする仕事にCADオペレーターがあります。

CADオペレーターってどんな仕事なの?給料はどれぐらいなの?と気になっている人もいらっしゃると思います。

そこで本記事では、代表的な建築と機械の現役CADオペレーター8名に年代別の年収、給与、ボーナス、生活の実態や仕事の待遇、難易度などを赤裸々に語ってもらいました。

またCADオペレーターになるためのコツなども併せてご紹介します。

自分が向いているか?や必要なスキルについては以下の記事も参考にしていただければと思います。

以下の記事ではCADオペレーターで年収1000万を目指すためのやり方をまとめてあります。

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CADオペレーターとは?活躍できる業界は?

CADオペレーターとは?活躍できる業界は?

2次元CADや3次元CADなどのコンピュータを使って図面や3次元モデルを作成する職業をCADオペレーターといいます。

パソコンにCADソフトが入っていれば、どこでも仕事ができるCADオペレーター。

テレワーク在宅勤務の浸透により注目されている職業の一つで、その他にも以下のような特徴があります。

  1. 在宅でもできる
  2. 時給が高め
  3. 手に職がつく
  4. モノづくりに関われる

活躍できる業界も、建築、土木、機械、航空宇宙、インテリア、服飾など幅広いのが特徴です。

上記の業界の中でもCADオペレーターが多く、代表的な業界は建築や機械です。

そこで以下からは建築と機械のそれぞれにおいて現役のCADオペレーター8名のかたに年収や仕事内容、待遇などを語ってもらいました。

CADオペレーターの年収はいくら?

機械設計エンジニアの年収はどれぐらい?

年収ばかりは、やはり企業の規模・業種・経験や資格などで異なりますが、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、CADオペレーターの平均年収は約462万ぐらいです。

比較している他の業種がハイクラスな職種なので差は大きく見えますが、CADオペレーターの年収も良い方だと思います。

職種年収
CADオペレーター461万
機械設計606万
建築設計620万
土木設計573万

建築CADオペレーターの年収と仕事内容の実態

建築の2次元・3次元CADオペレーターのケース(女性20代・独身)

建築系の2次元・3次元CADオペレーターのケース

住宅設計で、正社員としてCADオペレーターをしている20代後半(女)です。

CADは、毎日使用しており、まずは3DCADに入力して、そこから同システムの2DCADの方に連携作業できるBIMソフトです。

この連携作業をすると自動的に、平面図、立面図を作成することができます。

出来上がった図面を、同システムのトレースシステムに張り付けて、図面枠等と一緒に図面を挿入して、PDFや印刷して使用しています。

平面図や立面図といった基本的な図面が作成完了した後は、2DCADの平面図をレイヤー分けして、そこから電気図面や水道図面、矩計図や断面図を作成します。

使う部品を予めユーザーの方に登録して、そこから平面図に挿入して図面を仕上げていきます。

3D立面図の方は、パースの方にも連動しているので、平面を立体的に構成する鳥瞰図や外観パース、内装イメージ図等も作成します。

また、上記の内容は見積もりシステムにも連動しているので、CAD図面を書くことで、見積もり業務の遂行にも繋がっています。

これからBIMを使えることはCADオペレーターの次のステップとして非常に有効だと思います。

年収と生活について

2020年の年収は、270万円でした。

平均月給は20万円、ボーナスは、夏に10万円、冬に20万円ほどです。

ボーナスの金額は、小企業なのでその年の売り上げに大きく左右されます。

去年は比較的売り上げがあった方なので、夏には10万円いただけましたが、半分の5万円ほどの時も多くあります。

毎月の生活費の内訳は住宅ローン2万円、奨学金返済1.5万円、通信費(スマホ、インターネット回線)1万円、光熱費1万円、自由に使うのが平均6万円、貯蓄4.5万円です。

自由に使うお金は、自己投資の書籍代や資格申込が主になっています。

ボーナスは、住宅ローンがボーナス払い分が多くあるので、そちらの返済に回して、残った分は貯蓄しています。

割と貯蓄はできている方かなと感じています。

インドアな性格なので、週末の飲み会などの交際費は人と比べるとかなりかかっていないと思います。

なので、お金が足りないという苦労はあまり感じたことがないです。

CADオペのお仕事の待遇について

商業高校でパソコンを毎日操作して、勉強してきたので、CADを操作することにハードルは感じませんでした。

その為最初の方は、このくらいの月給が相場なのだろうと感じていました。

同業種のCADを扱っている求人や、実際に働いている人のお話を聞くと4〜6万円ほど自分の月給が少ないことがわかりました。

勤めているところの規模の違いはあると思いますが、使いこなせる人も多くはないCADの仕事だと思いますので、もう少し待遇がよくなればいいのになと感じます。

ただ、CADはイニシャルコスト及びランニングコストがかなり高額です。

もっといいものをと思うと、それなりに金額を出資しないと導入できません。

その辺の費用の観点から、そこまで待遇をよくできるという企業は稀なのかなとも思います。

コロナウイルスのことがあり、リモートワークが主体と変わってきている今、パソコン上でやりとりや業務が可能なCAD関連の仕事はとても汎用性のある仕事ではないかなと考えます。

皆さん、それぞれ日々勉強しながら業務に励んでいると思いますので、その頑張りが少しでも好待遇に反映されたら、みんないい気持ちで仕事ができそうだなと思います。

建築の2次元CADオペレーターのケース(男性20代・独身)

建築系の2次元CADオペレーターのケース

私は正社員として去年の春からCADオペレーターとして働いている20代(男)です。

ビルや家屋の建築に携わる仕事をさせていただいています。

手書きで書かれた図面をトレースしていくことが基本の仕事です。

また、手書きの図面なしに直接CADソフトの上で設計を行ったり、製図を行っていく場合もあります。

ですがどの作業にも言えることは「正確な図面を描くこと」です。

私たちが作図した図面は、設計者の方に確認を取りながら修正をしつつ微調整を行っています。

入社した当初は図面の書き方から教わりおよそ3ヶ月必死に図面を書きまくり綺麗な図面を描くことができるようになりました。

年収と生活について

2020年の年収は、210万円でした。

月給は15万円前後で、ボーナスは30万ほどいただきました。

私はまだこの仕事に就いて日が浅いので月給のみでは生活することができないためランサーズなどの副業で少額ですがお金を稼いでいます。

私が入社した時期がちょうどコロナ禍で緊急事態宣言も発令され他の業界が経済面での不調を見せる中、私が働いている職場はほとんどコロナの影響を受けることなく仕事をすることができました。

テレワークになった際もソフトを使って図面を作成するだけでいいので、むしろ会社に行くストレスが減り仕事に集中することができたと思います。

約1年間この仕事をやってみて最低限の図面を描くスキルは身につきました。

ですが正直給料はあまり満足しておらず、いつもその日暮らしのような生活が続いています。

親や友人にお金を借りる時もあります。

残業時間は忙しい時と、暇な時の差がとても激しくて何度も心が折れました。

一年のうちで一番忙しい時期は、複数の案件を同時に抱えながら作業を進めることもあるりります。

その期間休日出勤や残業は当然のようにあるため毎日とても辛いです。

親にも友人にもお金を借り迷惑をかけているため転職を考えている時期もありました。

CADオペのお仕事の待遇について

正直、地味な仕事で給料も安いためここ数週間、転職も考えていました。

私はこの仕事に就いてまだ一年、一生懸命やってきたはずですが最終的には心が折れていました。

私が悩んでいる時、上司に「勉強する意識を常に持つことで、幅広い分野での活躍や、給与やキャリアアップも可能だ。

CADオペレーターというのは単なる事務職とは違い、実際に物作りに参加する仕事だから継続していく力と仕事に対して熱意をもって取り組むということが何よりも重要だ」と指導していただきました。

その言葉で私は入社した時のことを思い出しました。

入社した当初、私が右も左もわかっていない時、私を支えてくれたのは上司や同僚でした。

あの時、支えてくださったからこの仕事を1年続けることができました。

今の職場の方には感謝の気持ちでいっぱいです。

今度は私が支えてくれた時の恩を今の職場に返したいと言う気持ちでいっぱいです。

これから入社2年目を迎え会社に新しい社員が入ってきた際には、あの時支えてくださった上司と同じ姿が見せれるようにもう少しこの仕事を続けてみようと今では思っています。

建築のCADオペレーター兼接客のケース(女性40代・既婚)

機械系のCAD/CAMオペレーターのケース(女性30代・既婚)

某住宅メーカーの営業部提案課で正社員として働いている40代(女)です。

家族構成は、夫婦と子供3人の5人家族です。

主に、キッチン、バス、トイレなど水回りをショウルームでお客様をご案内し、ご希望のサイズ、デザインを確認し、見積書を作成する担当をしています。

ご案内する際には建築図面寸法にあわせて可能サイズをご案内します。

その後、CADを使って、キッチン、バス、などの配置図面を作成しています。

デザインは弊社の独自システムで出力されますが、配置図面は基本的にCADを使って作成します。

年収と生活について

2020年の年収は、344万円でした。

毎月の給料が22万円、ボーナスは7月と12月の年2回で、2回併せて80万円です。

お金の使い道ですが、月々のお給料は貯金(2万円)と生活費でなくなります。

生活費は、5人家族で食費が月9万円で予算を立てていますが、残業になるとお惣菜を買ってしまったり、食費がオーバーしてしまう月が多くなってしまいます。

なので、最近は夜帰ってから、次の日の夕食を作り、冷蔵庫に入れていて帰ってきてからはレンジをかけるだけの状態にするようにしました。

すると、予算内の金額でおさえることが出来るようになりました。

結果的に私のボーナスを使って、年に1回大きな旅行に5日間ぐらい行っています。

子どもが大きくなると家族全員で予定をあわせて行くのが難しくなると聞いていたので、一番上の子が中学を卒業するまで続けていました。

しかし、実際に長女が大学進学を今年しましたが、想像以上に受験や1人暮らしの準備にお金がかかってしまい、もう少し子どもが小さな頃から貯金をしておくべきだったと後悔しています。

CADオペのお仕事の待遇について

今の時代、Excel、ワード、パワポ、アクセスが出来るのは当たり前になってきています。

今の仕事の残業時間が非常に多く、転職を考えてハローワークへ通っていた時に、応募条件としてCADが使えるという条件の会社が意外と多かったのが、印象的です。

そして、普通の一般事務職の中でも、CADの募集の会社は他の事務所に比べて多少給料がよかったです。

ところが、今、自分が働いている会社はCADが出来る人も出来ない人も同じ給料形態で働いています。

CADを使える事は、Excel、ワードが使えるのとは少し訳が違うので、給料を見直して欲しいと思っています。

同じ専門学校を卒業しCADを使える知り合いが働いている会社ではCAD研修に積極的に行かせてもらっており、その業種にとりわけ必要なCAD技術を習得しに、月1回通っている人がいます。

CADはシステムも日々進化していきますので、扱う会社は社員にそういった研修に積極的に参加させてあげて欲しいと思います。

建築の2DCADオペレーターのケース(女性20代・独身)

建築系の2DCADオペレーターのケース(女性20代・独身)

建築業界で正社員として働く20代中盤(女)、独身です。

大学から建築を専攻して、工務店の事務を2年、その後設計事務所でCAD関連のお仕事をしています。

今の設計事務所は今年で3年目で、CAD経験も今の会社に入社してから使用し始めたので3年目になります。

CADの種類はJWW CADを使用しています。

仕事内容は公共工事の改修工事に使用する図面を作成します。

図面起こし、詳細図等作成します。

CADを使用して面積を出して、積算も行います。

年収と生活について

2020年の年収は、330万円でした。

月平均は25万円程度、ボーナスは手取りで30万円程度です。

月収には、交通費1万円、リモート手当5千円、資格手当5千円程度、見込み残業費4.5万円程度、その他よくわからない技術手当等が着いています。

また、積み立てニーサが1万円、社員旅行積み立て3千円、残りは税金等です。

月々のお給料の使い道の内訳は、車代(保険を含む)6万円、家賃+駐車場が3.7万円、カード支払い3万円前後(ETC代:携帯代、ショッピング)、光熱費が1.2万円、食費1.5万円、残りが自由に使えるお金です。

余れば貯金に回したいのですがほとんど残らないです。

ボーナスの使い道は、車代(ボーナス払いで加算しているため)が5万円、仕送りが2万円、残りは基本貯金ですが、車の整備代で半分無くならことがほとんどです。

生活はギリギリです。

車代が給料半分弱を占めているのですが、わたしには唯一の贅沢だと思っています。

節約のため食材は業務スーパーで買い溜めしたり、電気代はコンセントの刺しっぱなしは基本しません。

CADオペのお仕事の待遇について

単純作業な場合もありますが、考えながら行う作業が多いので1つの図面を作るのに人によって作業時間は様々です。

そのため、会社側は残業代をやった分だけ支払うことができないため、いくら残業しても給料は上がりません。

私の会社は見込み残業代が支払われています。(4万円程度)

CAD関連のお仕事の方共通だと思いますが、パソコン1つあれば仕事ができます。

そのためわたしの会社はコロナがきっかけでリモートワークが基本になりました。

リモートワーク用のパソコンは会社から支給していただきました。人によってはプリンターも支給されています。

元々自宅にプリンターがない人が会社から支給されています。

建築の設計事務所は基本稼げません。

生活費をギリギリ稼ぐ程度で、建築が本当に好きでなければできない仕事だと思っています。

あるあるかもしれないですが、会社用の代表の車がとても贅沢です。

もう少し私達の給料をあげていただきたいと密かに思います。

機械CADオペレーターの年収と仕事内容の実態

機械系の設計+CADオペレーターのケース(男性30代・既婚)

機械系の設計

私は大手電機関係の会社で正社員として製品の設計開発を行っている、30代(男)です。

家族構成は、夫婦と子供一人の3人家族です。

業務は、一般的な家電製品ではなく、工場等で使用される設備関係が中心です。

使用CADは3次元CADがNX、Solidworks、Creoで、2次元CADがAutoCAD、iCADなどを使用しています。

CADでは主に樹脂、板金、ダイカスト部品の形状作成と作図が中心で、クリアランス解析、生産性の妥当性も検証しています。

工場設備は製品自体が巨大なため、その中の一部分のみを担当しています。

仕事の難易度は自分にはちょうど良く、やりがいを感じています。

CAD設計の年収と生活について

2020年の年収は、640万円でした。

平均月収は約40万円、ボーナスは夏と冬それぞれ約80万円、合計約160万円です。

給料の使途内訳は、家賃9.5万円、保険料3万円、食費5万円、光熱費2万円、通信費2万円、お小遣い3万円、貯金5万円、その他(水道、NHK、等)2万円ほどになります。

子供が産まれ、妻は現在主婦のため家計としては私の給料のみです。

これから子供にかかるお金を考えると、なかなか貯金に回せるお金が少なくなりそうだと思っており、早めに住宅購入を検討しています。

また、2人目の子供も考えており、現在は軽自動車のため、車の買い替えも検討中です。

子育ても始まり、これから出ていくお金が多くなるため、貯金のことを考えると不安でいっぱいです。

育児がある程度落ち着いたら妻にも働いてもらおうとは思っていますが、パートで配偶者控除範囲内で働いてもらうか、再度正社員として活動してもらうかは悩んでいます。

CAD関連のお仕事の待遇について

給与面に関しては、現在の待遇にそれほど不満はありません。

思うところがあるとしたら、残業時間の多さです。

設計開発という仕事ですので、残業が発生するのは仕方のないことですが、月の平均残業が40時間程度あります。

忙しい部署ではまだ平均残業100時間オーバーのところもあるそうです。

働き方改革という言葉が世間で叫ばれており、経営層からは指示が出ていますが、実際の現場にまではまだ浸透していないと思います。

子供が産まれるまでは残業について大して気にしていませんでしたが、子供が産まれてからは帰宅時間を気にするようになりました。

理由は帰宅しても子供は既に寝ており、平日はほとんど顔を合わすことが無く、さみしい思いをしているためです。

イクメンという言葉がありますが、今のところ私には無縁の状態で、男性にも育児による時短勤務を認めてもらえないかと思っています。

ただし、残業代が削られると非常に生活が苦しくなるため、バランスが難しいと考えています。

機械系のCAD・CAMオペレーターのケース(女性30代・既婚)

厨房機器関係の板金試作、学校や公共施設の流し台を作っている会社に正社員として勤めている30代後半(女)です。

家族構成は、夫婦と子供一人の3人家族です。

製造業、CADは未経験でしたが26才の時に中途採用で入社しました。

出産前に、1度は退社しましたが子供が幼稚園に入るタイミングで、再度復帰させて頂きました。

製造業といってもステンレスや鉄など金属を扱うため、板金アマダの板金用機械と連動したCADを使って設計をしています。

客先からの注文図面から展開し、試作の場合は簡易金型の設計をし、CAMまでおこなっています。

年収と生活について

2020年の年収は、410万円でした。

平均月給としては約30万円、ボーナスは夏冬合わせて50万円でした。

一旦出産前に退社して、復帰しているため、月給は前に比べて変化ないのですが、ボーナスは勤続年数が一からだからなのか前に比べると大分下がっております。

この一年はコロナ禍でしたが、会社としてはコロナの影響はなく、一年を通して仕事が途切れる事がありませんでした。

試作関係の仕事に関しては9月から年末にかけて大変忙しかったです。

生活のやりくりに関しては、夫と私の共働きなので、夫の給料で生活するようにやりくりしております。

夫はイベント関係の仕事でコロナの影響をうけ、給料がかなり下がった為、私自身の給料も生活費にあてる時もありました。

私自身の給料は最低でも20万は必ず貯蓄にまわすようにしております。

他はイレギュラーに出て行く出費にあてたり、生活費とは別に必要なものがあれば充てるようにしております。

年末近くに自分の不注意で車をぶつけてしまい、その修理代は自分のボーナスで支払いました。

無駄なお金だったなと思います。

CAD関連のお仕事の待遇について

CADにも業種によって色々だと思います。

私の勤めている板金関係のCAD、CAMの仕事はあまり給料がよいとは思いません。

この仕事の求人をみましても、月給18万~25万といった給料提示がなされています。

機械を使う現場の人の方が給料面での待遇が良いようなイメージがあります。

CADは誰でも出来るから安いというイメージが給料に反映しているのでしょうか?

板金CADになりますと、図面内容によっては簡単にすぐできるものもありますし、試作になりますと製品展開から金型設計まで1週間近く頭を悩ませてプログラムをする事もあり、給料のわりに難易度が高いと思っています。

今は自動展開というボタン1つで簡単に展開出来るソフトもありますが、実際にはまともに使えず、結局は地道にプログラムするしかありません。

マニュアルさえあれば誰でも出来るような仕事ではないので、もう少し給料面の改善をして欲しいとは思います。

実際には何年やっても全然レベルがあがらない人もおります。

レベルに応じた給料待遇を望みます。

機械系のCAD・CAMオペレーターのケース(男性50代・独身)

機械系のCAD/CAMオペレーターのケース

正社員として機械部品のCADオペレーターをやっている50代(男)、独身です。

主に機械部品(物流関係、食品関係、繊維関係、トラック関係)や、鉄やステンレスの看板を製作、ポンプカバー、油や水のタンク、配電盤等のカバー関係(精密板金作業)の仕事をしています。

CAD関連の作業としては、詳細設計図の製作やお客様から頂いた組図を見て部品をバラして展開作業を行い、鉄やアルミ材ステンレス材の板厚ごとにレーザー加工機を動かす為のCAM作業(NCプログラムを作成して次工程に流す)を行っています。

年収と生活について

2020年の年収は、250万円でした。

昨年はコロナウイルスの影響で仕事が減少して定時で帰宅する事が多くなり、収入が激変してしまいました。

もちろん夏や冬のボーナスが無くなり、かろうじて基本給のみで生活をしている状態です。

月の平均給料は税金等差し引いての手取り金額は17万円ぐらいになっている。

生活のやりくりに対しても必要最低限の出費以外の費用を払わないようにしています。

例えば携帯電話の費用を少しでも減らせるように現状のプランの見直しを行い月々の経費を減額(約2000円)をしたり、外食する機会を以前に比べて減らす努力をしています。

交通機関を利用しての旅行を辞めて家の近所での散歩をしてお金を使わないようにしています。

田舎暮らしなのでどうしても乗り物が必要になってくるのですが、通勤以外では出来るだけ車を使用しないでバイクを利用してガソリン代の節約をしています。

楽しんだりすることが減ったので逆にストレスが増しているのでイライラすることが多くなってきています(汗)。

CAD関連のお仕事の待遇について

技術的な仕事なのですが、以前より待遇が悪くなってきている様に感じます。

例えば加工データーを作成する為時間短縮や数を多く作成して次工程に流す様に言われているし、お客さまから頂いた注文図面で寸法が抜けていたりして問い合わせが多く作業がはかどらない状態が多く発生してきている。

図面が無くては製作できない人も多くなってきてるので逆に手間がかかってきている。

CADのバージョンアップが頻繁に行われてきているので、毎回機能が追加されて操作を覚えることや、逆に必要とされている部分の機能が削除されているなど不便になることも。

年のせいもありますが、体が悲鳴を上げている事が多くなってきています。

CADオペ業務は、精神的な疲れが多いと思いますが、業界での評価が低い状態がさらに加速され、時給や単価が報われなくなってきている気もします。

今後は今まで以上に自動化が進んでくるので、機械やコンピューターが人間の代わりに単純作業をするような感じになる為、将来的にはCAD関連の仕事は減ってくると思い、別の仕事に就くことも考えています。

無論、単純作業以外でCADオペレーターとして付加価値を付けていけば、仕事として残っていく部分もあると思いますが。

機械系のCADオペレーターのケース(男性30代・既婚)

機械系のCADオペレーターのケース(男性30代・既婚)

化粧品業界で正社員として化粧品容器設計の仕事をしており、2DCADと3DCADを使用しています。

年齢は39歳、家族構成は、夫婦と子供一人の3人家族です。

すでにある部品を転用した設計から、丸々新規部品で構成する容器の設計をしています。

これまでは2DCADを主体に設計し、3Dモデルは外観の確認等で使用してきましたが、金型作成メーカーでも3DCAD が普及してきていることで、3Dデータが必須になりました。

今では3DCADがメインで使用し、2D CADはスケッチがわりに使用しています。

年収と生活について

2020年の年収は、564万円でした。

平均月給は約41.5万円で、ボーナスは夏が31万、冬が35万です。

生活のやりくりについてですが、子供の中学受験のための塾代がかなり費用のウエイトを占めています。

コロナにおける業界全体の低迷により、会社としての売り上げも下がり、ボーナス額も大幅に下がりました。

そのため、この塾代の負担がかなり重くなっている状況にあります。

繰り上げ返済を考えていた住宅ローンは、収入の大幅減少により繰り上げ返済をやめ、普段の生活費や塾代に充てる予定で考えています。

春季講習、夏期講習、冬季講習と、追加で大きな費用がかかるタイミングがあるため、金銭的にはかなり厳しい状況で、現状収入に対して支出が多くなっています。

そのため、コロナ前では、週末は頻繁に外食をしていましたが、外食費用を抑えるために、外食を控えほぼ自宅で食事するようになりました。

会社と労働組合の交渉で副業が解禁になったことで、挑戦してみたい仕事があり、検討しています。

CAD関連のお仕事の待遇について

CAD関連では、建築系の仕事が多くみられ、建築CADの需要を多く感じる。

また、CAD関連の仕事は、正社員としての求人が多いように思います。

業務委託などの副業で短い時間だけでも携わりたい人も多いように思いますが、そういった求人では特に建築系CAD の仕事が多いと気がしています。

その他のCAD の仕事は求人や業務委託の仕事が少ないため、実際に携わりたいと思ってもが倍率が高くなるように思う。

企業によると思うが、CAD操作ができる方といって特別待遇が良くなるわけでなく、資格をもっていたとしても採用時の判断材料にしかならない。

またCADを扱う設計部門は、残業が多い傾向があり、残業代をきちんと支払ってくれる企業であれば待遇はいい方ではないかと思う。

今の仕事では、特にCADを操作できるからといって特別待遇がいいわけではなく、CAD関連の資格を持っていたとしてもそれが待遇の良さにはつながっていかない。

むしろ簿記3級を取ったほうが会社的には昇格時の昇給がアップするシステムがあるため、CAD業務への待遇は感じられない。

CADオペレーターになるためのコツ

CADオペレーターになるためのコツ

CADオペレーターになるためのコツには以下の2つです。

  1. CADオペレーターの求人に強い転職エージェントを活用する
  2. CADのスキルを上げる

日本にはたくさんの転職エージェントがありますが、やはりCADの業界に強い転職エージェントの方が、たくさんの求人を持っています。

また業界に精通しているため面接のノウハウや志望動機の書き方などアドバイスも専門のキャリアアドバイザーがしっかりと相談に乗っていくれます。

それでいて無料なので活用しない手はないでしょう。

以下の記事にCADオペレーターの求人に強い転職エージェントをまとめてありますので参考にしていただければと思います。

次にスキルです。

CADオペレーターは経験やスキルに応じて収入がアップすると言っても過言ではありません。

  • 専門スキル
  • ヒューマンスキル

スキルは上記のように専門スキルとヒューマンスキルの2つに大別できると思います。

CADオペレーターのヒューマンスキルの代表例は以下のようなものでしょう。

  • コミュニケーション能力
  • 問題解決能力

では、CADオペレーターの専門スキルとはどんなものがあり、どういったスキルを習得していくと年収アップにつながるのでしょうか?

機械系や建築系のCADオペが追加習得すべき専門スキルをざっと列挙すると以下になります。

  1. 複数の3次元CADを使える
  2. 複雑な形状までをモデリングできる
  3. 設計者や生産技術のスキルも身に付ける
  4. レンダリング技術・アニメーション技術を身に付ける
  5. CAEを使える
  6. BIM・CIMソフトが使える
  7. AI技術を活用したジェネレーティブデザインを使える
  8. プログラミングを習得する

これらスキルの詳細については、以下の記事も参考にしていただければと思います。

これからCADオペレーターを目指す人や、スキルアップしたい人には資格取得やそのためにスクールに通ったりすることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、CADオペレーターの仕事内容、年収や待遇、生活についてクローズアップしてみました。

やはり、男女問わず、入社したばかりだと年収も低く、経験を積みながら専門スキルを増やしていくことで年収アップしているのがご理解いただけだと思います。

これから先は、どういった専門スキルを追加していくかがCADオペレーターの将来性に明暗を分けると思います。

最新の技術を常にウォッチし、習得しながらレベルアップしていきたいところです。

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