「インテリアデザイナーになりたい!」と思った時、それを実現する道はたくさんあります。
デザイナーとしてのスキルを確実に上げる為には、専門学校やスクールに通う事が一番の近道となるでしょう。
一般的な専門学校は、「専門卒」の学歴が得られる反面、全日制を採用しているところが多く、日中仕事をしているような社会人にとっては通うことが難しくなってしまいます。
そんな社会人向けにもおすすめの学校はたくさんあります。
それらの学校では、学歴は得られませんが、夜間や週末に開講しているところがほとんどで、忙しい社会人にとっても通いやすい体制が整っています。
インテリアデザイナーも今ではCADやCGソフトを使って自分のデザインをパソコン上で具現化するのは当たり前になってきています。
そこで今回は社会人と学生それぞれに、CADも教えてくれるおすすめの学校を厳選しました。
インテリアデザイナーの社会人向けおすすめのCADも学べる学校3選
日中忙しい社会人に向けて、平日夜間や週末に授業を行っている学校を厳選しました。
東京デザインプレックス研究所
こちらの学校では、インテリアデザイナーとして必要なスキルを満遍なく学ぶことができます。
ほぼ全てのコースが「平日夜」と「週末」にも開講されている為、社会人にも通いやすい学校だと思います。
現役のデザイナーが講師として指導してくれる為、活きた情報を得られる事も大きな特徴です。
実践的な授業をメインとしており、短期間でデザインスキルをアップさせる事が可能です。
転職に必要なポートフォリオの指導や、専門スタッフによる就職カウンセリングなどもあり、サポートも充実しています。
この学校では、商空間デザイン(飲食店や物販店などのお店のデザイン)と住空間デザインの先行が分かれている為、各分野についてより専門的に学ぶことができます。
商空間デザイン専攻では、基本設計から詳細設計までを理解しながら最先端のCADやCGパースソフトの使い方も学べます。
インテリアデザイン専攻では、インテリアデザイナーやリノベーションデザイナーを目指しながら、VectorworksというCADの使い方も学べます。
Vectorworks操作技能検定にも対応した授業になっています。
CAD/3DCG専攻では、未経験者を対象にVectorworksやPhotoshop / Illustrator、最先端3DCGの3ds MAXを集中して学ぶことができます。
バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ
こちらの学校では、展示スペースや物販店、飲食店、住空間など幅広い領域のデザインをまとめて学べるのが特徴です。
デザイン業界では有名な「バンタンデザイン研究所」が社会人や大学生や短大生が資格取得のために別の教育機関に通うといったダブルスクールのかた向けに開講しているコースとなります。
授業は週末に1回開講されており、課題をこなしていく中で、実践的なデザインスキルを学べるようなカリキュラムが組まれています。
デザイン学校としての知名度も高く、これまでの実績に基づいた就職・転職サポートも大きな特徴の一つと言えるでしょう。
空間デザインコンセプト設計を学びながらインテリアデザインCADとしてVectorworksの使い方やパースの作り方、プレゼンテーションのやり方まで体系的に学ぶことができます。
青山製図専門学校
インテリアデザイン業界の中でも有名な学校の一つです。
学生向けの全日制コースの印象が強い学校ですが、社会人向けの夜間コースも開講されています。
この学校の特徴としては、コース修了後に「2級建築士」の受験資格が与えられるところです。
その為の授業もあり、修了後ストレートでの合格率も高いのが特徴です。
他にもCADや3DCGだけでなく、BIMなどの最先端技術を学ぶ授業もあり、実践ですぐに使えるスキルを学ぶことができます。
授業の中で使用するソフトは、BIMだとArchiCAD、CADだとAutoCAD、LUMION、Vectorworks、SketchUp Proなどです。
インテリアデザイナーの学生向けおすすめのCADも学べる学校3選
学生向けのおすすめは、全日制を取っている学校から厳選しました。
全日制の為、じっくりと時間を掛けて、幅広い専門知識を得ることができます。
東京デザイナー学院
東京デザイナー学院は「専門卒」の学歴が得られる専門学校です。
全日制という時間的余裕を活かし、基礎知識と基本的スキルはもちろん、家具デザインやインテリアコーディネートなどについてじっくり学ぶ事ができます。
特別講師として現役のプロから指導を受ける機会も設けられています。
授業で製作した作品の展示会や発表の機会も多く、「実践的な学び」を重視している事が特徴で、デザイナーとして必要なプレゼンテーションスキルもしっかり学べます。
また東京だけでなく、名古屋や大阪、福岡にもグループ校があり、地方在住者が上京せずとも同等レベルの授業を受ける事が可能です。
インテリアデザインでよく使うVectorworksの基本的な操作方法から応用技術までを学べます。
総合学園ヒューマンアカデミー
クリエイティブ系の専攻を多数揃えている総合的なデザイン専門校です。
デザインに関する専攻については東京、大阪、京都で開講されています。カリキュラムは1年間で、デザインや製図の基礎から実務で必要不可欠なCADスキルまで総合的に学ぶ事が出来ます。
就職サポートも充実で、ポートフォリオ添削だけでなく、面接対策等も用意されています。
この学校の最大の特徴と言えるのが「企業課題」です。実際の企業から制作を依頼され、それに対して個人やグループで対応していくものです。
授業の課題では得られない、実際の仕事に近い経験を得る事が出来ます。
桑沢デザイン研究所
桑沢デザイン研究所は1954年に開校した、日本初で最先端の「デザイン学校」で、インテリアデザイン業界の中でも有名な学校の一つです。
昼間部は3年制で「デザイン」という物について総合的に学んでいきます。
インテリアデザインに特化して勉強をしたい方は、夜間部で2年制の「スペースデザイン専攻」が良いかもしれません。
スペースデザイン専攻では、住空間と商空間のデザインに加え、デザイン史や建築士、デッサン技法などを総合的に学ぶ事が出来、インテリアデザイナーに必要な知識やスキルを万遍なく得る事が出来ます。
CADの授業もあり、自分のデザインを模型や図面で表現できる力をつけることもできます。
まとめ
ここで説明してきたように、各学校によって特徴が大きく変わり、それぞれにそれぞれの良さがあります。
そして有名な専門学校が必ずしも自分自身にとって良い学校とは限りません。
卒業後の進路を検討している方も、社会人を続けながらインテリアデザインを学びたいという方も、各スクールの特徴などをしっかり把握して、ご自身に合う学校を探してみてはいかがでしょうか。
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