現在、日本には「デザイン」を学べる学校がたくさんあります。
大学や専門学校はもちろん、社会人として働きながら通えるような「キャリアスクール」などもあります。
私自身、社会人になってからインテリアデザインを勉強したいと思うようになり、仕事をしながらでも学べる学校を探していました。
そんな中で出会ったのが「東京デザインプレックス研究所」です。
この学校はインテリアだけでなくグラフィックやWebなど様々なカリキュラムが用意されています。
今回は、インテリアデザインに関連した内容について徹底解説致します。
卒業生の私が東京デザインプレックス研究所を紹介します!
東京デザインプレックス研究所では何が学べるの?
東京デザインプレックス研究所では、インテリアに関連する専攻だけでも大きく分けて3つあります。
商空間デザイン専攻
出典:東京デザインプレックス研究所
飲食店や物販店、サロンなどの「商業空間」のデザインに特化したカリキュラムが組まれています。
スキルアップというよりは、インテリアデザイナーとして転職する事を前提としている生徒が多いように感じます。
インテリアデザイナーとして働く為には、CADを使った作図スキルも必要となります。
その為、転職後の実務でも困らないように「CAD/3DCG」コースの一部を受講している生徒が大半です。
未経験者でも無理なく、一から学ぶ事が出来るカリキュラムとなっています。
インテリアデザイン専攻
出典:東京デザインプレックス研究所
こちらの専攻は商空間デザインとは反対に「住空間」のデザインに特化したカリキュラムが組まれています。
住空間といっても建築士を目指すような内容ではなく、リノベーションやインテリアコーディネートについて学んでいきます。
その為、「インテリアコーディネーター」の資格取得を目指す生徒多くみられます。
CAD/3DCG専攻
出典:東京デザインプレックス研究所
このコースを専攻する生徒の中には、インテリアデザイナーよりもCGパースデザイナーを目指す方々も多くみられます。
クオリティーの高い3DCGが作れるソフト「3ds MAX」を学ぶカリキュラムもあり、まるで写真のようなCGを作れるようになります。
東京デザインプレックス研究所の特徴・メリット
東京デザインプレックス研究所には、様々な特徴やメリットがあります。
講師がみんな現役のデザイナー
専門学校や大学では、デザイナーとしての実務をしておらず、教える事が専門になっている講師が多くみられます。
東京デザインプレックス研究所の大きな特徴と言えるのが、講師はみんな現役のデザイナーであるという事です。
講師をしながらも自身のデザイン事務所などを持ち、デザイナーとして活動を続けています。
その為、「今」クライアントが求めている事にもアンテナを張っており、最新の業界トレンドを学ぶ事が出来ます。
講義形式だけではなく、実践形式で自らの手を動かして学べる
講師が一方的に話をし、ノートを取っていくというような授業スタイルは少ないです。
もちろん、インテリアの歴史などの授業では講義形式になる事もありますが、基本的には自分の手を動かして課題をこなしていくというようなスタイルになっています。
その為、学校の授業時間以外にも仕事とプライベートの合間を見ながら課題の作業をする必要があります。
講師に相談をしながらじっくり課題を進めていく為、完成した物は転職に必要となるポートフォリオにも載せる事が出来るレベルのものになります。
実務で使える知識が学べる
教科書に書かれている内容だけでなく、講師陣が実際の業務をする中で感じる事や、業務を上手く進めるコツなども学ぶことができます。
デザインというものには正解が存在しない為、業界の先輩の意見をたくさん聞けるという事は大きなメリットと言えるでしょう。
昼間部だけでなく、夜間部や土日部などがあり、社会人でも通いやすい
専門学校や大学は、基本的に全日制を取っている学校が多く、仕事をしながら通う事は難しいのが現状です。
通信制などを開講している学校もありますが、実際に講師と面と向かって授業を受ける機会は少なくなります。
東京デザインプレックス研究所では、平日の夜間や土日にも授業が開講されており、仕事をしながらでも無理なく通うことができます。
また、クラスメイトも同じように働きながら通っている生徒が多い為、モチベーションを保ちやすい環境でもあります。
デザイン業界の「今」を知れる(プレックスプログラム)
東京デザインプレックス研究所での一番の特徴と言っても過言ではないのが「プレックスプログラム」と呼ばれるものです。
こちらは基本的に授業を受けている生徒は参加する事ができるプログラムとなっています。
授業とは別の日程で行われているもので、各業界のトップクリエイターや有名デザイナーが特別講師として一日限りのセミナーやワークショップを開くといった内容です。
自身が専攻しているものとは違う業界の話を聞く事が出来る為、大変人気なプログラムとなっています。
東京デザインプレックス研究所のデメリット
これまで多くのメリットや特徴を述べてきましたが、人によってはデメリットと感じてしまう事もあります。
専門学校ではないため、履歴書上で「専門学校卒業」とはならない
東京デザインプレックス研究所は、専門学校ではなく、キャリアスクールと同じカテゴリーに属する学校となります。
その為、卒業をしても履歴書上で「専門学校卒業」などと記載するができません。
学歴は気にせず、実力を付けたいという方には向いている学校ですが、書類上の学歴も気にするといった方には向いていない学校かもしれません。
通学の制限(オンライン授業が基本的にない為、渋谷まで来れる人しか通えない)
世の中がコロナ禍となり、これまでの生活習慣は大きく変わり、様々な業界でオンラインやリモート対応してくれるサービスが急増しました。
東京デザインプレックス研究所は「対面授業」を重視している為、基本的にはオンライン授業がありません。
校舎も渋谷にしかない為、地方の方々にとっては通う事が難しいかもしれません。
実際に通っている生徒達のほぼ全てが都心で働いているか首都圏に住んでいる人達となります。
東京デザインプレックス研究所の気になる学費は?
各専攻の中から人気のある代表的なコースの学費をご紹介します。
その他のコースの学費についても、東京デザインプレックス研究所のホームページに分かりやすくまとまっているので、そちらをご参照ください。
商空間ビジネススタンダードコース
授業時間数 | 115時間(46コマ)+α※ |
入学金 | 30,000円(税込33,000円) |
受講料 | 330,000円(税込363,000円) |
教材費・実習費 | 30,000円(税込33,000円) |
学費総計 | 390,000円(税込429,000円) |
商空間プロフェッショナルコース
授業時間数 | 115時間(46コマ)+α※ |
入学金 | 30,000円(税込33,000円) |
受講料 | 360,000円(税込396,000円) |
教材費・実習費 | 30,000円(税込33,000円) |
学費総計 | 420,000円(税込462,000円) |
インテリアデザイン総合コース
授業時間数 | 160時間(64コマ)+α※ |
入学金 | 30,000円(税込33,000円) |
受講料 | 420,000円(税込462,000円) |
教材費・実習費 | 40,000円(税込44,000円) |
学費総計 | 490,000円(税込539,000円) |
空間CADプロフェッショナルコース
授業時間数 | 85時間(34コマ)+α※ |
入学金 | 30,000円(税込33,000円) |
受講料 | 245,000円(税込269,500円) |
教材費・実習費 | 20,000円(税込22,000円) |
学費総計 | 295,000円(税込324,500円) |
東京デザインプレックス研究所を卒業後インテリアデザイナーとして独立
いくつかの設計事務所を渡り歩きつつ、東京デザインプレックス研究所を卒業後、今はフリーランスとしてインテリア空間のデザインや設計をやっています。
物販店や飲食店を始め、美容サロンやネイルサロン、マンションのリノベーションなど幅広いジャンルの設計・デザインを行っています。
具体的にはクライアントから出店するお店の情報をもらい、それに対してどのようなお店を作ることができるかを提案します。
Vectorworks(ベクターワークス)というCADを使い、設計図面や3Dパースを作成し、クライアントへデザインを提案しています。
東京デザインプレックス研究所では設計事務所では触れられなかった新しい技術を体系的に学べましたし、何より同じ志を持った仲間や講師と知り合うことができました。
今ではかけがえのない人脈となっており、今でも連絡を取り合っています。
まとめ
今回は私も通った東京デザインプレックス研究所についてご紹介しました。
東京デザインプレックス研究所は、他の専門学校や大学とは違った特徴を持つ学校です。
今の仕事を続けながらインテリアデザインの勉強をしたいと思っている方にはオススメの学校です。
無料個別相談も実施されていますので、少しでも興味を持って頂けた方は問い合わせてみてはいかがでしょうか?
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