今や3DCG(3Dコンピューターグラフィック)はアニメ、映像、Youtubeなど様々なところで見られる技術となっています。
3DCGの世界を目の当たりにすることで自分も3DCGデザイナーになりたい!
自分が作った3DCGを世の中に出したい!そんな思いになる人も多いのではないでしょうか?
3DCGデザイナーやクリエイターになるためには独学で学ぶこともできますが、何から勉強すればよいのか分からないことも多いと思います。
そんな中、学校に通い、その道のプロから体系的に教えてもらうのが上達の近道と言えるでしょう。
3DCGを学べる専門学校は沢山ありますが、授業料もかかりすし、学校選びは慎重にしたいもの。
そこで今回、数ある専門学校の中から東京デザイナー学院について口コミをご紹介します。
私自身は、この学校でAUTODESK社のMAYAなどの専門的なソフトの使い方を覚え、卒業後は広告関連のCG制作の会社に入社しました。
東京デザイナー学院の卒業生である私が詳しく口コミします。
東京デザイナー学院の概要は歴史があり学科が豊富
まずは東京デザイナー学院の基本的な情報から見ていきましょう。
設立は1960年と半世紀以上の歴史ある学校で、東京のお茶の水に本校があり、その他にも神保町マンガスタジオ、西神田校舎があります。
また姉妹校としては、都内だけでなく名古屋デザイナー学院、大阪デザイナー学院、九州デザイナー学院と全国規模の学校です。
学科については以下があり、かなり充実しています。
- グラフィックデザイン学科
- 映像デザイン学科
- イラストレーション学科
- コミックイラスト学科
- マンガ学科
- プロダクトデザイン学科
- インテリアデザイン学科
- 建築デザイン学科
- ファッションデザイン学科
- フィギュアデザイン学科
東京デザイナー学院の映像デザイン学科の学費は特別高くない
全ての学科で1年次は1,347,000円、2年次は1,364,000円となり、2年間で合計2,711,000円です
この他、3DCGを学ぶ映像デザイン学科では教材費などで67,000円が必要になります。
他の専門学校と比べて特別に高いことはありません。
3DGは高価な機材・ソフトウェアを使用しますので、コストパフォーマンスは優秀だと思います。
日本学生支援機構や東京都育英資金(都内在住者のみ)などの奨学金も利用できますので、学費のために毎日夜遅くまでアルバイトをしている学生は私の周りではいませんでした。
東京デザイナー学院の入学理由は3DCGの基礎から学べるカリキュラム
私が3DCGを学ぶために東京デザイナー学院へ進学した理由は、基礎理論から学べるカリキュラムがあったことです。
モデリング・テクスチャ・リギング・ライティングなどの基礎を理解していないと良い作品は作れません。
ソフトウェアの使い方を重点的に教える専門学校もありますが、いわゆる小手先の技術だけになってしまいますし、制作現場では通用しない場合が多いです。
3DCGの制作ではデッサンが特に重要になり、しっかりとしたデッサンを元に3DCGを作成ます。
卒業して社会に出てから基礎をしっかりと理解している人と、小手先の技術だけの人とでは大きな差がでます。
私自身、基礎をしっかりと身に付けることで技術力を上げていき、ネットで公開されているプロの作品と比較しながら、試行錯誤を繰り返し、卒業時にはプロと遜色ないレベルまで到達できました。
充実した3DCG設備も東京デザイナー学院の魅力
東京デザイナー学院の特色の一つとして、充実した設備が挙げられます。
3Dプリンター、慣性センサー式モーションキャプチャシステム(MVN)を利用できるスタジオなど実用性の高い設備が揃っています。
特に3DCGは学生時代に最新鋭の機材で学習することで、社会に出てから即戦力となるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
私は実際の制作現場で使われている機材で実習できたことにより、社会に出てから制作現場で戸惑うことが少なかったです。
3DCGの分野は進歩が目まぐるしいので今後も新機材が続々と登場すると思いますが、それに対応した機材の導入がされるものと思います。
専門学校で3DCGを勉強する時に、学校の設備を気にする人は多いと思いますが、東京デザイナー学院ならば、その点については心配する必要はないと思います。
3DCG業界の第一線で活躍する東京デザイナー学院の講師陣
実践的な授業を担当される講師は、制作の第一線で活躍されている方も多いです。
社会にでてから活躍するまでの苦労や、今後の業界の展望などは第一線で活躍している講師の方からしか聞くことができない非常に貴重な授業でした。
常に進歩していく3DCG業界で、最新技術を取り入れて制作の現場に活かすという事がいかに大切でいかに大変なのかを教えてもらいました。
こうして、自分が今後どうなっていくのか?どうなりたいのか?そのためにはどういう努力をすればいいのか?という具体的な目標を立ててモチベーションを高める事ができました。
「作品を世に出す」という言葉の重みを知ることができ、学生時代にこういった素晴らしい講師に巡り合えたことは本当に幸運だったと思います。
有名な東京デザイナー学院の卒業生
東京デザイナー学院の有名な卒業生と言えば、漫画家の萩原一至さん、アニメーターの麻宮騎亜さん、映像作家の摩砂雪さんなど、その分野では知らない人はいない超一流の人たちです。
超一流の卒業生がいることは、学校での勉強が間違っていないという証拠だと思います。
私が学生の時、「この学校でしっかり勉強すれば、憧れの大先輩の様になれる!」と自分を奮い立たせていました。
手厚い就職サポートやインターンシップで高い就職率
東京デザイナー学院は就職率が高いことを特色の1つに挙げていますが、その高い就職率は手厚いサポートがあるからだと思います。
1年次から業界と企業を研究し、具体的な目標を立てやすく自分が働く業界についての知識を得ることができます。
業界トップ企業へのインターンシップもあり、学生でありながら企業で働くという貴重な体験をすることができました。
顧客から求められるものを理解して、ハイクオリティな3DCGを納期内に収めるという制作現場の緊張感を学生時代に感じることができたのは大きな財産になると思います。
企業が何を求めていて、そのために自分がどのような努力をして技術を身に付けなければならないのかを身をもって知ることができました。
学校側も学生に対して就職のためにカウンセリングを含む個別指導を行い、模擬面接などで行ってくれて進路決定まで親身になってサポートしてくれます。
「とりあえず卒業してくれればいい」という感じは全く無く、学校で得た知識と技術を活かして、学生が納得できる進路が決まるまで面倒を見てくれます。
3DCG系企業とのコネクションが強い
卒業生はすでに社会で活躍している人が多く、企業とのコネクションが他の専門学校に比べて非常に強いと思います。
通常、学生1人に対して複数の企業を紹介してくれますので、学生が企業を選ぶ側の立場になれます。
企業側からオファーが来る場合もあり、私の知る限りですが、就職活動で苦労をしている人は少数でした。
3DCG制作の第一線で働く卒業生は今後も増え続けますので、企業とのコネクションはより強化されることになると思います。
私自身、就職後に即戦力で3DCGデザイナーとして活躍できた
私は広告関連の企業に入社してすぐにプロモーション用の3DCG制作の仕事を即戦力として任せてもらえました。
普通は先輩の手伝いや雑用から始まり、いわゆる下働きの期間がありますが、企業との面接の中で私の知識と技術を評価してもらえました。
入社後すぐに3DCGの制作に取り掛かれ、自分が携わった作品が社会に出る喜びは言葉では言い表せません。
その後、映画・ゲームの仕事などをこなし今では3DCG歴9年目です。
東京デザイナー学院のデメリット
これは学校側のデメリットというか学生側の気持ち次第にはなりますが、漠然と課題だけをこなす学生には厳しい学校だということです。
東京デザイナー学院は第一線で活躍する講師と、最新鋭の機材があります。
その中で自分の目標を持って学ぶ姿勢が大切です。
自分から貪欲に学ぶ姿勢の無い学生には学校側も厳し評価を下し、卒業はできても社会で通用する人材にはなれません。
とりあえず入学してアルバイトをしながら友達と楽しく学校生活を送りたいという人には向いていないと言えるでしょう。
東京デザイナー学院のオープンキャンパスが3DCGデザイナーにはおすすめ
「ちょっと興味があるけど、3DCGって何?」という人はインターネットで調べるよりも、まず実物を見た方が絶対に良いです。
学生が制作した3DCGを見て「自分も3DCGを作りたい!」と思えるなら適性があると思います。
しかし、適性があったとしても社会で通用する知識・技術を習得するための学校選びは本当に重要です。
「具体的に何を学ぶの?社会に通用するの?」という疑問があるのは当然です。
「そもそも学校に馴染めるのかな?」と学校生活を不安に思う人もいるでしょう。
そんな疑問や不安を解消するために、オープンキャンパスに行くことをおすすめします。
体験授業を受けて、学生の作品を見て下さい。
「自分もこんな作品を作りたい!」と思えるなら、きっと学生生活は楽しいものとなるでしょう。
オープンキャンパスでは個別相談も行っているので、少しでも不安があるなら何でも相談してください。
オープンキャンパスについては予約者限定でお住いの場所に応じて交通費も一部支給してくれたりもします。
また今はオンラインでの学校説明会も毎日行われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は私も通って実感している東京デザイナー学院の特徴や学べることを口コミとしてご紹介しました。
再度、要点をまとめると以下になります。
- 他の専門学校と比べて特別に高いことはありません。
- 3DCGの基礎から学べるカリキュラムがしっかりそろっている
- 3Dプリンター、慣性センサー式モーションキャプチャシステムなど設備が充実している
- 第一線で活躍する講師陣が多い
- 有名な卒業生が多い
- 手厚い就職サポートやインターンシップで高い就職率
- 企業とのコネクションが強い
- オープンキャンパスが充実している
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