今、3DCGと全然関係のない仕事をしているけど、3Dの仕事やってみたくて、当ブログを見ていただいている人、いるんじゃないですか?
別業種から専門性の高い3DCGデザイナーの仕事をやってみたい、そんな人って実はかなりの数いらっしゃるんですよね。
逆に今、3DCGの仕事をしていて転職を考えているという人もいると思います。
ただ、どちらにしても、どうしても気がかりになるのが、自分の年齢・・・。
もう中年、さらに未経験、誰も雇ってくれないんじゃないかな・・・?30代じゃ転職に不利かな?
3D業界に限らず、転職にはそんな不安は常に付きまといますよね。
そこで、今回は3DCGデザイナーとして、何歳まで働くことができるのか?何歳まで転職できるのか?というのをお話ししたいと思います!
3DCGデザイナーは何歳までできる仕事なの?将来性は?
やはり転職するにあたって気になるのは、3DCGデザイナー、3DCGモデラーって実際長く続けられる仕事なのかということですよね。
現場では幅広い年代の人が働いていますが、やはりクリエイターの現場、集中して1日中制作に取り込むため、座っていても体力仕事です。
年齢による体力の衰えは、足かせとしては大きいですね。
実際の現場では、多くの場合、専門~大学新卒の20~22歳くらいの年齢の人が勉強しながら新人として入社し、企業にもよりますが25~30歳くらいが制作プロジェクトのメインの戦力になってくるイメージです。
いくつもの経験を積んでくると、スケジュールや人の管理ができそうな人は、30歳くらいでディレクターなど管理職になる人も出てきます。
その後も管理職になっても実際に手を動かして制作する人も多く、完全に制作をしなくなる人は少ないのではないでしょうか。
つまり、定年になるまで制作に携わる人はたくさんいるということです!
さらに2021年4月に「改正高年齢者雇用安定法」が施行されたことにより、これまで義務付けられていた「65歳までの雇用確保」に加えて、企業は「70歳までの就業確保」が努力義務とされるようになりました。
高齢の3Dデザイナーはこれからもどんどん増えてくることが予想されますね。
30代からでも遅くない!?3DCGデザイナーは何歳までに始めたらいい?
「長く働けそうなのは分かった、じゃあいつから勉強と就活始めようかなぁ」
これはずばり、今すぐ始めましょう!
3DCG業界は基本的に実力社会です。いい作品を作れるか否かが、仕事をさせてもらえるか、雇ってもらえるかの大きな要因になります。
企業に就職するのが目標なのであれば、専門学校や大学を卒業したばかりの20代の人たちと競い合うことになります。
現実的なことを言ってしまいますと、同じ程度の実力であれば、年齢の若いスタッフが採用される傾向にあります。
というより、ほぼ絶対若い人が採用されます。将来性が高いほうが、育成しがいがありますからね。
さらに、すでに30歳を超えてしまっているのであれば、その志望している企業のなかで会社での同じ年くらいの社員が何をしている年齢層なのか、その既存の社員たちとあなたの実力はどうなのか、というのがどうしても比較されてしまいます。
このように年齢を重ねるほど求められるスキルや能力が大きくなってしまうのです。
現場での経験は現場でしか得られないため、転職前にその部分でのスキルをつけることはできません!就職前にできるのは、とにかくより良いものを多く作り、いろいろな表現の引き出しを持っていることです!
学生と同レベルの作品しか作れないのであれば、かなり厳しい戦いになってしまうので、すぐに勉強と作品作りを始めて自分の実力をとにかく伸ばしましょう!
もう30歳超えてるんだけど、遅咲きの人っているの?
「ほとんどの3Dデザイナーは、やはり学生時代から3DCGをやってきた人ばかり・・・。そんな中に中年が飛び込んでも大丈夫なのか・・・?」
そう思われる人は多いでしょう!でも実は、この業界には45歳からデビューした、遅咲きのスタークリエイターが存在します!
それは成田昌隆さんという方で、この方はなんとあのアイアンマン3のCGモデラーとして活躍をされていました。
成田昌隆さんはもともと大手電機メーカー勤務から、証券会社に転職され、アメリカに転勤後、映画トイ・ストーリーを観たことから3DCGにあこがれを持たれたそうです。
その後、個人向けのCG制作ソフトのデモを見たことにより、自分でもできそうだと感じてその場でソフトを購入、それ以降は仕事以外の時間をすべて3DCGの制作に充てられていたそうです!
年齢が高くても、努力をし続ければスタークリエイターになれる人もいるんですね。これは勇気づけられるエピソードですよね!
また当ブログのライターさんでも以下の記事のように40代・3DCG未経験でマイナビクリエイターに登録し、転職を成功させた実例もありますよ。
どうやって3DCGデザイナーになるの?
3DCGデザイナーでお仕事をもらうためには、当然ながらまずは3DCGの制作ができなければ話になりません。まずは勉強をしてしっかり作品が作れるようになることが先決です。
勉強方法には独学や専門学校に入るという手段があります。
3DCGの専門学校に通う
現在では専門学校でも仕事をしながら夜間に通うことができるコースや、家にいながら受講できるオンラインスクールなんてものもあります。
専門学校で頑張り、自分の作品を認められると卒業時に就職先を斡旋してくれたりします。
3DCGのオンラインスクールで独学する
学べる手段はいろいろとあるので、自分に合ったスタイルで実力を伸ばしていきましょう!
3DCGに強い転職エージェントを使う
作品数がある程度たまったら、ポートフォリオを作成し、転職サイトで3Dデザイナーの募集に応募するのがいいと思います。
転職サイトの中には、3Dクリエイター向けに特化したものも数ありますので、いろいろ調べてみるといいですよ!
フリーランスの3Dデザイナーもたくさんいらっしゃいますが、まずは企業に勤め、現場での実績を作ったほうがフリーランスのお仕事も取りやすくなります。
なので後々はフリーランスでやりたいな・・・と思っている人も、一度は3DCGの制作会社に所属し、現場を経験することがおすすめです!
3DCGの実績をポートフォリオにまとめておく
現場で携わった作品は、すべてポートフォリオにまとめていくことは忘れずに!
どんな小さなことでも確実にあなたの実績となり、経験と実力をアピールする武器になりますので、漏れのないようにしていきましょう!
まとめ
今は全然違う仕事をしているけど、3DCGデザイナーになりたいな・・・と少しでも思っているのであれば、今から行動しましょう!
成田さんのような遅咲きの方もいますが、やはり早ければ早いほど夢をかなえるチャンスは増えていきます!
こんな年齢だから今からクリエイターに転身するのは無理だよな・・・なんて、そんな決めつけはせず、前向きに作品数を増やしていけば必ず結果は実りますので、自分を信じて日々アウトプット、ブラッシュアップしていきましょう!!
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