まず3DCGデザイナーとして転職活動をするために、一番初めに準備すること、なんだと思いますか?履歴書?職務経歴書?面接の対策・・・!?
いやいや、一番初めに手を付けなければならないのは、ポートフォリオの作成です!
ポートフォリオは、あなたの今までの経験と実力をアピールするための重要な要素であり、今後就職活動をするための非常に重要な武器になります!
特に3DCGモデラーとして働いたことがない未経験者だとなおさらポートフォリオで自分が何者なのか示す必要があります。
自分はスキルには自信がある!と言っても、作品を見ないと誰も信じてくれないですよね。。
ということで今回は、ポートフォリオって・・・?という人にもわかりやすく、ポートフォリオの重要性と作り方を解説していきたいと思います!
3DCGのポートフォリオってなんだ!?
ポートフォリオとは、直訳すると「紙挟み」「書類カバン」というような意味がある単語です。
業界によってポートフォリオが指す意味は変わってきますが、3DCGに限らずクリエイティブ業界でポートフォリオといえば、今まであなたが作成してきた作品をまとめた作品集のことです。
クリエイティブな業種の募集要項や選考プロセスには、履歴書や職務経歴書とともにポートフォリオの提出を求めてくる企業は多くありますので、どんなものか見たことがないという人でも単語くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。
転職の場で一番重要視される3DCGクリエイターの要素は、面接の受け答えの印象よりも、どんな作品を作ってきて、これから就職した後にどんな作品が作れそうか、ということです!
自分の実力と可能性をアピールし、入社後にこんなことができるんだろうなあと面接官にイメージさせるために必須なツール、それがポートフォリオです!
3DCGのポートフォリオってどんな感じで作るの?
ポートフォリオには大まかに2種類のスタイルがあります。
一つは印刷物にまとめて、ファイリングや、印刷会社に依頼して製本する方法。
もう一つは、データとして作成し、WEB上などに作成、もしくはデータのまま送付する方法です。
10年位前までは手書きの履歴書やエントリーシートと一緒に、A4~A3サイズのポートフォリオを郵送するスタイルが主流でした。
しかし、現在では紙媒体での提出はあまり求められません。
なぜならば、紙媒体に印刷されたポートフォリオは、企業側にとってはかさばって場所をとり、廃棄の手間がかかるというデメリットが多かったためです。
人それぞれ厚みもサイズも違うもので送られてくるものですから、選考を通した人たちの分だけでも履歴書と一緒に保管するのが難しいものでした。
そのため、電子データとして提出するスタイルが現在では主流となってきました。
電子データがOKになったため、静止画だけでなく、動画をポートフォリオに組み込むことができるようになりました。
3Dモデルを360度見せたい場合や、モーションなどをアピールしたいときは、動画も組み込むようにしましょう!
筆者が学生時代は、すべての企業で紙面での提出が求められていたので、受ける会社の数だけポートフォリオを印刷しなければならず、非常にお金がかかっていました・・・。
いい時代になったものです(しみじみ)。とはいえ、まだ紙面で提出を受け付けている会社もあります。
もし紙面で提出をする場合は、印刷のクオリティにはかなりこだわってくださいね!家のプリンターで普通紙に印刷~なんてしたら、それだけで落ちますよ!!
3DCGのポートフォリオ内の作品構成やレベル感
ページ構成
ポートフォリオ内に収める作品は、自分の持つスキルが具体的に、かつ分かりやすく伝わるようにしましょう。
最初の数ページでデッサンやデザイン画などの3D以外の静止画、次にそれらが3Dモデリングされた静止画、最後に3Dモデリングが動くムービーなど、ページが進むにつれて作品のパターン分けをすると見やすいポートフォリオになります。
また、受ける会社のジャンルによって、手前のページにその会社のジャンルにあった作品を持ってくるというスタイルもあります。
ポートフォリオも言ってしまえば読み物ですから、初めのほうで担当者に「おっ!」と思わせることは大切です。
受ける会社のジャンルにあった作品が少ない場合は、こちらのほうがおすすめです!
掲載要素
掲載するそれぞれの作品には、キャプション(説明文)を必ずつけ、以下のものを必ず記載しましょう。
- 作品名(○○のために作成したデザインなど)
- 作成するにあたって使用したツール
- 製作期間
- どういう意図で作成したかの簡潔な概要
ただ作品画像を羅列しただけでは、初めて見る人にはあなたがどんなスキルを持ってどれくらいのスピードでどのように作品を作ったかはわからないですよね?
面接時であればある程度説明する時間はありますが、ポートフォリオは書類選考時にまず目を通されるため、説明不足のポートフォリオではなかなか選考には通りません。
最低限、作品を制作した背景や期間がわかるような記述は必須です!
3DCGポートフォリオ作成のおすすめサービス
自分でHTMLなどを使用して、WEB上にかっこいいポートフォリオサイトを作成するのが理想ですが、ぶっちゃけそんなところの勉強する時間、ないですよね。
そんなもん勉強するくらいなら、3Dの作品増やすわ!って?ごもっともです!
今の時代、便利なもんでそんな需要にお応えして、簡単にポートフォリオが作成できちゃうWEBサービスがあるんですね。
salon.io
ドラッグ&ドロップだけで簡単にポートフォリオが作れちゃうWEBサービスです。
無料の範囲では、3ページ150イメージを掲載することが可能です。
コーディングの知識がなくても十分使用できますが、HTMLやCSSを使用できるエディットモードもありますので、知識がある人はカスタマイズができます。
有料サービスに入れば、もっと掲載作品を増やすことができるので、まずは試しに無料の範囲で作成してみて、使いやすければ検討してみるといいでしょう!
Behance
皆さんご存じAdobeの提供するポートフォリオ作成サービス。
Adobeアカウントを持っていれば登録することができます!さすがに天下のAdobeのサイトだけあって、デティールもこだわって作成することができます!
このサービスのすごいところは、求人も掲載されているところ!海外向けなので英語ではありますが、日本の企業も多く掲載していますよ!
ほかの利用者のポートフォリオも閲覧できるので、見ているだけでも刺激を受けること間違いなし!とりあえず登録しておきましょう!
Portfoliobox
100万件以上のWEBサイトを生み出した実績のある、ポートフォリオ作成に特化したWEBサービスです。
一番安いLight版は月額3.5ドルで導入でき、50イメージ、10ページを作成することができます。
Portfolioboxのいいところは、豊富なテンプレートが多数用意されているところ。
しかもマウスオーバーなどで動的に反応するので視覚的に退屈しないポートフォリオが簡単に作成できてしまいます。
有料サービスではありますが、そんなに長いこと転職活動しないからこれくらい月額かかっても平気だよね?多分・・・。
MATCHBOX

マイナビクリエイターが提供する、ポートフォリオ作成サービスです。
画像は最大6作品、48イメージまで、動画作品はYoutubeなどにアップされたコンテンツを収めることが可能です。
正直掲載できる作品が6作品だけというのは少ないかなぁと思いますが、ポートフォリオの案件の概要や、その作品のかかわり方、ポイントなどの記載すべき項目が用意されているため、まずポートフォリオはこんな感じでつくるんだ!というのを学ぶためにも一度使ってみるといいと思います。
何よりマイナビクリエイターという大手転職サイトが提供しているので、履歴書なんかも一緒に作れちゃうのが便利ですよねぇ。
以下に実際にMATCHBOXを使って転職した事例がありますので参考にしていただければと思います。
3DCGに活かせるポートフォリオのサンプルやレベルが見れるおすすめサイト
優れた作品を作るためには、優れた作品をまず観察し、研究することから!
例え自分と違うジャンルのポートフォリオでも、素晴らしいポートフォリオはグラフィックデザインのものであろうがWEBデザインのものであろうが、見せ方は参考になります。
ということで、ポートフォリオの事例やレベル感を見ることができるサイトを紹介します!
foriio

ポートフォリオ作成サービスとしても利用できるポートフォリオに特化したWEBサービス。
日本のクリエイターが多く利用しているので、より国内向けのポートフォリオを研究したい人におすすめです。
たくさんお気に入りに登録するためには有料プランに入る必要はありますが、最前線の人たちのポートフォリオがみられるため、おすすめです!
straightline bookmark

デザイン性の優れたWEBページを集めたギャラリーリンク集です。
ポートフォリオだけを絞るためには、tagslist>portfolioを選択することで絞り込みをすることができ、日本以外にも世界中の優れたポートフォリオを閲覧することができます!
Muuuuu.org

こちらもデザイン性の優れたWEBページを多く掲載しているリンク集。
スタイリッシュな作品が多くまとめられています。
ポートフォリオのみ見たい場合はカテゴリーでポートフォリオを選択することで絞り込めます。100以上の世界各国のポートフォリオを閲覧することができますよ!
3DCGに強いおすすめ転職サイト
満足するポートフォリオが完成したら次は転職・就職活動です。
転職活動はパワーがいるものです。それだけに1回の転職で自分の希望する会社を見つけたいですよね。
日本には転職サイトがたくさんありますが、それぞれのサイトで強い業界、強い地域などに差があります。
そこで3DCGの転職をする上で重要なのは、3DCGに強い転職サイトに登録することです。
更には、1つのサイトだけでなく複数のサイトに登録し、様々な情報や意見を集めるようにしましょう。登録は無料ですしね。


オンラインセミナーで3DCGの更なるスキルアップ
ポートフォリオを作成してみてもっとスキルアップの必要性を感じた場合は、オンラインセミナーなどで腕を磨くことがおすすめです。
- Blender
- Maya
- Zbrush
- 3dsMAX
以下のオンラインセミナーでは上記のような様々な3DCGソフトを学ぶことができます。
働きながらでも自分の好きな時間で学べるのが特徴です。
まとめ
転職活動におけるポートフォリオは、ただの作品の寄せ集めではありません。
あなたが今までどんなことをしてきてどんな考えのもと作品を作ってきたか、そしてどんな可能性をあなたが秘めているのかをアピールする、あなただけの大切なツールです。
見てもらう人に対して、どんな順番で見てもらうのが一番アピールになるのか、どんなものを載せることであなたがより魅力的に見えるようになるのか、考えながら作っていきましょう!
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