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2024年版 3DCG制作のおすすめモニターはコレ!専門家が選び方を解説

2022年版-3DCG制作のおすすめモニターはコレ!専門家が選び方を解説 3Dクリエイター用パソコン
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こんにちは!皆様、今日も元気に3DCG、制作されてますでしょうか。

3DCG制作していると、確実に長時間見つめるものがありますよね?

そうです、パソコンのディスプレイモニター(PCモニター)です!

実はパソコンのディスプレイモニターって、いろいろな種類があって、それぞれ作業内容に向き不向きがあることを知っていますか?

そこで今回は、ディスプレイの種類の説明をしながら、3DCGデザイナーにおすすめのパソコンのディスプレイモニターを紹介していきたいと思います。

3DCGデザイナー
3DCGデザイナー

結論から言うと、フルHD、ワイド型、24インチ以上、ノングレア(非光沢)、IPSパネル、がおすすめのモニタースペックになります。これを基準にあとはどこのメーカーのモニターを買うかを決めれば良いと思います。

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3DCGデザイナーが知っておくべきディスプレイモニターの種類

ディスプレイといっても、実はいろいろと細分化されています。

真四角なものがあったり、湾曲していたり、光沢があったり、なかったり・・・。

それに、液晶の表示形式にも種類があったりするんです!全然知らない?そうですよね。

普通に生活していたらそんなこと気にしながらパソコンしませんよね。

簡単にそれぞれの違いをご説明します。

モニター形状による違い(スクエアとワイドの違い)

モニター形状による違い(スクエアとワイドの違い)

モニターの形状は大きく分けて「スクエア」と「ワイド」の二種類あります。

スクエアタイプは、その名の通りほぼ真四角で、基本的にアスペクト比が5:4の比率で正方形のような形をしています。

対して、ワイドタイプのものは横長のもので基本的にはアスペクト比が16:9の比率ですね。

以前はスクエアタイプが主流でしたが、現在流通しているものはほぼワイドタイプです。

ワイドタイプからさらに横長に広がったものはウルトラワイドモニターなんてものもあります。

非常に横に広く、アプリケーションのウィンドウをいくつか並べて使用しても十分な大きさで作業することができます。

変わり種でワイドタイプの仲間にはなりますが、曲面ディスプレイというものもあります。

画面が内側に湾曲し、使用者を包み込むような形になっているディスプレイモニターです。

これを使用することで、画面の中心~画面端の目からの距離が一定に近くなり、より没入感のある映像体験ができます。

ゲームに入り込みたいプレイヤーや、集中して作業したい人が導入するモニターです。

ウルトラワイドモニターのように横長のものが多いですが、ウルトラワイドモニター=曲面ディスプレイではないので注意しましょう。

光沢による違い(グレアとノングレア)

光沢による違い(グレアとノングレア)

光沢による違いは非常にわかりやすいですね。

画面に光沢があるのが「グレアタイプ」、画面がマットで非光沢なのが「ノングレアタイプ」です。

グレアタイプは色鮮やかに表現ができますが、周りの光の映り込みが激しいのが難点です。

ふと画面が暗くなった瞬間に自分の顔がくっきり映りますので、気の抜けた自分の顔が映るのが嫌!っていう人はノングレアですね(笑)

ノングレアはそんな心配もなく、近くに光源があっても反射が少ないので見やすいですが、その分、発色も抑えなため、バチバチ色鮮やかな映像を見たい!という人には向かないかもしれません。

個人的にはノングレアタイプのほうがおすすめです。

光が反射して一部分見えにくくなることがよくあるので、作業に集中できるのはノングレアタイプだと思います。

液晶パネルの種類による違い

「え?液晶に違いがあるの?液晶か、ブラウン管かじゃなくて・・・?」ブラウン管の話はここではしません!!

実は液晶には大きく分けて3種類あります。作業におすすめなのは2番のIPSパネルですが、そのほかのものも併せてご説明しますね。

VAパネル

VAパネルは、「Vertical Alignment」の頭文字をとったもので、特徴としてはバックライトの透過率が低いため、くっきりとした黒を表示することが得意な液晶パネルです。

ほかの方式のものよりもコントラスト比の高い表現ができるため、暗い部分の繊細な表示が可能です。

視野角はほかの液晶パネルと比べると狭いため、斜めから見るには適していません。

複数人で映画を見たりする用途には向いてませんが、作業するにはあまり問題にはならないかと思います。

しかし、ワイドタイプのモニターの場合、大きいと角のほうが視野角の影響で暗めに見えてしまうことがあるのは要注意です。

IPSパネル

IPSパネルは「In Plane Switching」のイニシャルをとった名前です。

一番の特徴は何といっても広い視野角。

上下左右約178度の広い視野角を持っているので斜めから見ても色がきれいに表現されます。

しかし、バックライトの透過率が高いため黒が少しぼんやりしがちです。

コントラストの高い表現はそこまで得意でないことは注意しましょう。

ワイドモニターやウルトラワイドモニターのように、目線から画面の端が遠くなりがちなものは、このIPSパネルの視野角の広さを利用するために採用されていることが多いです。

TNパネル

TNパネルは、「Twisted Nematic」の略称から名前がとられた液晶パネルです。

別名“ねじれネマティック液晶”。??なんじゃそりゃ??この名前は、その表示原理から来ているんですが、長くなるのでここでは省略しますね。

この液晶の特徴は、なんといっても価格の安さ

価格が安い分、いろいろなパソコンに使用されています。

画面の反応速度も速いため、ゲーミングモニターとしても利用されることが多いです。

しかし、視野角は狭く画面が大きいと端のほうまできれいに見えません。複数人で見るような用途には向いてないパネルですね。しかし、その特徴を生かしてのぞき見防止に使用されていたりとかします。

3DCGデザインを行うために重要なディスプレイの要素

それでは、ディスプレイのいろいろがわかってきたところで、実際に我々3DCGデザイナーはどういったところに着目してディスプレイを選ぶべきか?というところを説明しますね!

モニターサイズ

まず、サイズは一番作業効率に影響する要素です。画面にどれだけの情報を表示することができるかというのは何よりも重要ですね。

小さければ小さいほど、作業効率は落ちてしまいます。

クリエイティブ目的でディスプレイモニターを改めて導入するのであれば、せめて21インチ以上(幅約46㎝×高約26cm)は欲しいところです。

おすすめは24インチです。

モニター解像度

解像度は、ざっくり言えば表示できる細かさです。1920×1080(フルHD)や2560×1440(WQHD)などという数字やアルファベットを見たことがあると思います。

この数字が大きければ大きいほど、そのディスプレイが細かく表示できるということですね。

ただ、当然ディスプレイサイズが大きければ解像度の数字も上がりますので、大きい液晶で大きい解像度のはずなのに、小さいモニターのほうがきめ細かな表示ができた・・・なんてことはよくあるので注意です。

まー、解像度はフルHDあれば十分だと思います。

よく聞く4Kも解像度のことで、4000×2000前後の解像度の表示に対応したものですが、そこまでは必要ないと思っています。

カラーマネジメントモニター

カラーマネジメントモニターとは、色の入力から出力まで、一貫した表示ができるように設定することです。

要は色を正しく表示できるモニターのことです。

見るデバイスによって、若干色が違うように見えることって、ありませんか?

同じ画像でもスマホで見るのとパソコンでみるのでは色が少し違いますよね?

これはそれぞれの液晶がそれぞれの設定で表示しているためにおこることです。

それを解消するために本来の色味で表現できるようにしたのがカラーマネジメントモニターです。

モデリングオンリーの人にはあまり必要がありませんが、色味が重要な動画制作ゲーム制作VFXの分野の人には必須の調整です。

3DCG用ディスプレイモニターのおすすめメーカー

さて、いろいろと要素を挙げてまいりましたが、では実際にどこのメーカーのディスプレイがおすすめなのか?一押しのメーカーを紹介します!

EIZO

EIZO

EIZOは、日本が誇るディスプレイの東証一部にも上場している大手製造メーカーです。

そのディスプレイの完成度は世界でも評価され、特にカラーマネジメントモニターは欧米で様々な賞を受賞しています。

まさにディスプレイモニターメーカーでは超一流の存在です。

価格はそのほかのメーカーと比べ高価ですが、EIZOブランドのディスプレイは劣化もしにくいので、まさに長年使える相棒となります。

LGエレクトロニクス

LGエレクトロニクス

韓国の総合家電メーカーです。ディスプレイモニターをはじめとして、テレビやスマートフォンなどディスプレイを搭載している家電をよく出していますね。

洗濯機などの白物家電も出していますが、ディスプレイモニターが看板商品なので、そのクオリティは折り紙つき。

発色のいいIPSパネルを搭載したディスプレイモニターを比較的安価で購入できるコストパフォーマンスに優れたメーカーです。

Acer(エイサー)

Acer(エイサー)

Acerは、台湾に本社を持つパソコンメーカーです。特にノートブックや、Chromebookなどモバイルよりのパソコンをよく出しています。

ディスプレイモニターは特にゲーム業界にフォーカスしたゲーミングディスプレイモニターを多く出していますので、反応速度が高く、発色の良いモデルが多くあります。

BENQ

BENQ

BENQも台湾を拠点とする電気製品メーカーです。ここで上げたメーカーの中では日本での知名度は低めでしょうか。

しかし、その実力は確かで、描画速度が速いゲーミングモニターとして有名なFPSの大会の公式モデルとして採用されたこともあります。

ゲーム制作にはもちろん、動画制作にもピッタリなモデルを多く製造している実力派です。

3DCGデザイナーにおすすめのディスプレイモニター

価格重視のエントリーモデルの「LGエレクトロニクス 24BL650C-BAJP」

LGエレクトロニクス 24BL650C-BAJP

モニタサイズ23.8型
モニタタイプワイド
表面処理ノングレア
解像度1920×1080
パネル種類IPS
接続タイプHDMI×1,USBタイプC×1,USB×2他
重量5.3kg

俺はモデリングできたらいいんだ!そんなに高いモデルはいらないよ!という人にはこれ!

サイズは23.8型でそこそこのサイズで作業もしやすいです。

IPSパネル搭載なので端の方まで満遍なく色が確認できるのもいいところですね。

そしてこの商品の最大の特徴は、一般的なHDMI接続以外にUSBtypeCでの接続もできるところ!

パソコンだけでない幅広い活用方法があるので、機材に合わせてつなぎなおせるのはうれしいですね。

性能と価格のバランスのいいミドルクラス「BENQ  AQCOLOR SW240」

モニタサイズ24.1型
モニタタイプワイド
表面処理ノングレア
解像度1920×1080
パネル種類IPS
接続タイプHDMI×1,Displayポート×1,DVD-DL×1他
重量6.3kg

3Dで動画もゲームも作りたい!カラーマネジメントされていて色表示もきちんとできるけど、高すぎるのは嫌だ!

そんなあなたにはこれ、AQCOLOR SW240!

こちらのモデルは、あのAdobeが定めた基準のAdobe RGB という色の再現度を99%表示できる、非常に高性能なモデルです。

一般的にAdobe RGB99%のディスプレイモニターは6万程度はしますが、こちらはなんと5万未満で買えてしまう超コスパのいいモデルです!

それなりの予算で、できるだけいいモデル買いたいな、という方は、ぜひこちらをご検討ください!

ハイスペックで精細なハイエンドクラスなら「EIZO CS2740」

モニタサイズ26.9型
モニタタイプワイド
表面処理ノングレア
解像度3840×2160
パネル種類IPS
入力端子HDMI,USBタイプC,VGA,Displayポート他
重量10.3kg

動画制作、ゲーム制作で繊細な表現を突き詰めたい!そんなあなたにはEIZOのCS2740!

価格はかなり強気ですが、解像度も圧倒的な細かさで、さらにEIZOなのでカラーマネジメントモニターで色表現もばっちりです。

解像度も4Kで、入力端子も充実しており、どんな機材でもだいたいつなげることができるのがいいですね。

プロの現場でも利用されているメーカーのモデルなので、取引先に作品を持っていったら思った印象と違う色味で映っちゃってプレゼン失敗!なんて心配も少ないです。

大き目の画面で作業スペースも十分とれ、まさにスキのない一品ですね。

まとめ

ディスプレイモニターに映ったものを信じて、我々クリエイターは日夜制作に励むので、できるだけ自分に合ったモデルを使っていきたいですね。

実はディスプレイモニターは非常に奥が深く、ここで紹介した要素はほんの浅い部分だけですが、ざっくりおすすめのものが伝わったらうれしいです!

ぜひ、この記事を参考にして、ディスプレイモニターを選んでみてくださいね!

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