最近メタバースという言葉を聞きますよね?
メタバースとは、一般的にインターネット上に3Dモデルで作られた人や建物があるバーチャル空間や、そのサービスのことを差します。
3Dモデルと言われるだけに、3DCGクリエイターにはビジネスチャンスということで、最近、転職サイトや求人サイトにはメタバースの求人が増えてきました。
そこで、3DCGクリエイターのメタバースの仕事はどんなものがあるのか?その仕事に就職したり、転職するためには、どの求人サイトで探すのがおすすめか?をご紹介します。
メタバースにおける3DCGクリエイターの仕事や求められるスキルは?
3Dアバター制作
基本的にはメタバースのバーチャル空間で使うアバターや建物、背景などの3Dモデルを作成する仕事が多いです。
例えば、以下は3Dアバター作成の仕事の一例です。
- 3Dアバターのキャラクター・⾐装のモデリングおよびテクスチャ作成
- 3Dアバターにおける衣装などの3Dセットアップ(リギング、ウェイト付け)
- 背景・プロップのモデリングおよびテクスチャ作成
メタバース上で各種シミュレーションをするための3Dバーチャル空間の構築
メタバースのメリットとして、現実空間ではできないシミュレーションをバーチャル空間ではできるというものがあります。
例えば車の自動運転技術のシミュレーションです。
現実世界だと何かと安全性というハードルがありますがバーチャル空間だとそのシミュレーションがやりやすいです。
現実世界と同じ、建物、車、人、その他インフラなどを3Dデータとしてバーチャル空間に構築し、自動運転の安全性などのシミュレーションが可能です。
この3Dデータには実際の開発現場で3DCADやBIMで作られたものを3DCGとして変換し流用すればメタバースのために作り直す必要はありません。
今は、ゲームエンジンであるUinityやUnreal Engineを使ってCADやBIMで作成した3Dデータを3DCGデータへ変換するということも盛んに行われています。
建築でのメタバース活用
建築業界でもメタバースの活用が進んでいます。
CADやBIMで作成した3Dモデルをメタバース空間で活用し、様々なシミュレーションやバーチャル体験が可能になっています。
具体的には以下の記事も参考にして頂ければと思います。
必要とされるスキル
必要とされるスキルには必須スキルや歓迎されるスキルなどに分かれます。
3Dアバターを作成したり、動きを付けたり、装飾するソフトを使える必要があります。
以下は必要とされるスキルの一例です。
- ゲームの開発経験
- MayaやBlenderなどの3DCGソフトの実務経験
- Marvelous Designer/Substance Painterなど、3Dテクスチャペインティングソフトの使⽤経験
- Unityの使⽤経験
- After EffectsなどのVFXソフトを⽤いたリアルタイムレンダリング向けアニメーション、エフェクトの使⽤経験
- MotionBuilderなどの3Dアニメーションソフトウェアを⽤いたキャラクターアニメーション制作経験
- adobe PhotoShopなどのグラフィック編集ソフトの使⽤経験
- 3DCG変換技術
求める人物像
やはりアニメやゲーム、Vtuberが好きな人が望まれます。
好きだからこそ、それらの世界観を理解し、メタバースで表現できるというもの。
メタバースにおける3DCGの求人を探すコツ
まず、3DCGや、ゲーム業界に強い転職サイトや転職エージェントに登録することです。
転職サイトは、自分で求人を探し、応募するスタイルです。
転職エージェントは、専門のキャリアアドバイザーが企業の選択、職務経歴書の書き方、面接の日程調整、給料などの条件交渉など様々な事をやってくれます。
表には出てこない非公開案件も多いのが特徴です。
そして、メタバースの就職を成功させるコツは、以下だと思っています。
- やはり新しい分野なので、早めに動いて先行者利益を得る
- 転職サイトや転職エージェントに複数登録し、セカンドオピニオンやサードオピニオンを得ながら、情報収集をスタートする
しかも、転職サイトや転職エージェントへの登録は無料なのが嬉しいところです。
メタバースにおける3DCGの求人・転職サイトおすすめ
では、実際に求人件数なども見ながらおすすめを紹介していこうと思います。
マイナビクリエイター:大手で3DCGの求人数はダントツ
マイナビのWeb・ゲーム関連職を専門に行っている転職支援サービスです。
23年12月時点で、メタバースの求人が54件、3DCGだと509件もあります。
大手ならではの求人の量と、何と言ってもポートフォリオ作成サービスなるものがあります。
3DCGクリエイターの転職で必ず必要になるのがポートフォリオです。
それをMATCH BOXというサービスで無料で簡単に作成できます!
Web・ゲーム業界出身のキャリアアドバイザーも在籍しているので、ポートフォリオの効果的な作り方なんかも教えてもらえるかもしれませんね!
- 求人の量、情報量が豊富
- 専任のキャリアアドバイザーのサポートあり
- 履歴書/職務経歴書のテンプレートあり
- ポートフォリオ作成サービスMATCH BOX
doda:メタバース案件が一番多い
大手の転職、求人サイトです。
23年12月時点で、メタバースの求人が483件、3DCGだと462件もあります。
また求人が、カテゴリ、地域、条件検索など求人検索のしやすさは随一です。
dodaは3つの転職サービスがあります。
- エージェント・・・スタッフが話しかけてくる
- スカウト・・・企業からの連絡待ち、放置でOK
- パートナーエージェント・・・きめ細やかに転職をサポートしてくれる
ギークリー:ゲーム業界専門の人材紹介サイト
ゲーム業界専門の人材紹介サイトです。
23年12月時点で、メタバースの求人が183件、3DCGだと299件もあります。
件数でいえば大手には劣りますが、業界専門のサイトのため、在籍カウンセラーの実力に期待できます。
- 利用者の年収UP率がなんと75%!
- 無料の転職相談あり
- 業界専門の転職サイトだから、より知識のあるカウンセラーが在籍している
レバテッククリエイター:アバター作製案件もあり
クリエイターのエージェントならレバテッククリエイターです。
きめ細かく営業代行もやってくれ、仕事が途切れない状態を構築できますよ。
G-JOBエージェント:ゲーム業界専門の転職・求人サイト
こちらもゲーム業界専門の転職、求人サイトです。
23年12月時点で、メタバースの求人が11件、3DCGだと87件あります。
更にWeb上には公開できない非公開求人が2400件以上!
G-JOBエージェントのキャリアコンサルタントは、「ゲーム会社での人事経験3年以上」「ゲーム開発現場のマネージメント経験」「国家資格コンサルタント所有者」のいずれかにあてはまる限られた人材のみです。
専門家ぞろいということですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、これから来そうなメタバースにおける3DCGクリエイターの求人サイトのおすすめを紹介しました。
とにかく成功のポイントは以下の2つですね。
- 早めに動いて先行者利益を得る
- 転職サイトや転職エージェントは複数登録で多くの情報を集める
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