機械設計の仕事をしている人で、自己啓発や自分の技術力を確かめるために資格取得を考えている人もいらっしゃると思います。
これから機械設計の仕事を目指す人においても、事前に資格取得して実務に備えておきたい人もいらっしゃるでしょう。
今回は、機械設計の現役エンジニアが、機械設計者向けのおすすめ資格についてまとめましたので参考にしていただければ幸いです。
本記事は以下のような方におすすめです。
・資格を取得して意味があるのか?どんなメリットがあるのか?
・資格取得のための勉強方法はどんなものがあるか?
機械設計はどんな仕事?業界の種類は?
機械設計と一概に言っても、活躍の場は多岐の業界にわたっています。
- 自動車
- 電気機器
- 航空宇宙
- 工作機械
上記のような業界をイメージできるかと思います。
ただどの業界の機械設計にも共通されるのが、製品や部品の機能を満足する機構や形を決めていく仕事になります。
そのためにも要求仕様や原価、製造工程、生産拠点、関係部署など様々な情報を整理しながら形を決めていくのが機械設計の仕事です。
設計のフェーズも構想設計⇒基本設計⇒詳細設計と進んでいきます。
更に最近では、コンピューターを使って設計することが一般的で、CADやCAE、その他シミュレーションソフトを使って設計していきます。
医者が最新の道具を使って革新的な手術をするように、機械設計者もCADやCAEなどの最新の道具を使うことで、高度で効率的、高品質な設計が可能となります。
このように機械設計は様々なことを考えながら仕事を進めていく必要があります。
それだけに機械設計向けの資格にも様々なものがありますし、国家資格から民間資格まであります。
機械設計の資格は意味ない?取得するメリットはあるか?

一般的に機械設計の資格取得には以下のようなメリットが考えられます。
- 自己啓発、自己研鑽
- 資格手当で収入が増える
- 他者に自分の技術レベルを説明しやすい
- 就職や転職に有利になることもある
- 名刺に資格を記載することができる
- 独立にも有利になる
- 資格つながりで人脈が広がる
機械設計の資格の中には、弁護士などのようにその資格を持っていると独占的に仕事ができるようなものはありません。
ただ、資格を取得することで知識向上にはなりますし、他者に対して自分の保有スキルを分かりやすく示すことができるため、就職や転職にも有利になるでしょう。
後でも詳細を説明しますが、技術士という国家資格があります。
技術士には様々な部門があり、中でも機械部門は機械設計向けの部門になります。
技術士は名刺に書くこともできるため、他者にエンジニアとしての技術レベルを分かりやすい示すことができ、将来的に技術士事務所として独立するかたも多いです。
機械設計向けの資格おすすめ一覧
技術士(機械)
筆者も技術士(機械部門)であり、取得するまで、取得してからも様々なメリットを感じています。
技術士は技術系の国家資格の最難関とも言われており、1次試験、2次試験があります。
それぞれの試験は年に1回しか実施されないため、最短でも資格取得に2年はかかります。
また7年を超える実務経験という受験条件があるので、社会人になってすぐ取得というわけにいかないのも難点です。
技術士を取得するにも独学だと結構大変で、どこから何を勉強すれば良いのか途方に暮れることもあります。
また自分が書いた論文を他人に添削してもらい、論文の完成度も上げていく必要もあります。
将来的に機械設計者として独立を考えている人にもおすすめの資格です。
名刺にも技術士を記載することもできますよ。
最近は以下のスタディングのようにスマホでスキマ時間を使って技術士取得の勉強ができるものもあり、筆者も今、技術士取得を目指しているなら確実に活用していたと思います。
また最近はアガルートのような技術士試験対策の通信講座もあります。
通学型の学校より費用が安く抑えられるのでお得ですね。
以下に技術士の難易度や取得メリットなどをまとめてありますので参考にしていただければと思います。
機械設計技術者試験
技術士まで難易度は高くありませんが、機械設計技術者という資格があります。
1級、2級、3級と分かれており、1級にいくにつれて難易度が上がります。
3級は学生や社会人なりたての方が取得するケースが多いです。
1級と2級は受験要件に実務経験が入ってきたり、1級になると試験に小論文が入ってくるので難易度も高いです。
以下の記事に試験の概要、取得が向いている人、メリット、勉強法について解説しますので参考にしていただければと思います。
機械・プラント製図
機械・プラント製図技能士は、機械やプラントの図面作成の国家資格です。
機械製図手書き作業、機械製図CAD作業、プラント配管製図作業の3種類があり、それぞれ1級から3級に分類されます。
これだけモノづくりにCADが普及にしている中でドラフターを使った手書き製図の試験は、他にはないので、希少性は高いです。
受験要件に実務経験もあり、1級で実務経験7年以上、2級で実務経験2年以上となっています。
CAD利用技術者試験
機械設計者の必須ツールの一つにCADがあります。
そのCADの資格の中で最もポピュラーなのがCAD利用技術者試験です。
例えば3DCADを使って自分の設計する製品や部品の形状検討をしていきます。
具体的には以下のようなことを3DCADを使って行います。
- 寸法を変えながらパラメータスタディ
- 部品間の整合チェック
- 部品間の隙干渉チェック
- 質量確認
- 製造要件チェック
- 形状の最適化
現在はCADソフトの中で強度解析や固有値解析などCAEも実施したりもします。
以下の記事に、資格の詳細や、勉強方法などをまとめてありますので参考にしていただければと思います。
CADについて体系的にしっかりと学びたい人はCADスクールがおすすめです。
以下の記事に全国のCADスクールをまとめてあります。
格安のスクール、オンラインスクールなどもありますので参考にしていただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は機械設計者におすすめの資格についてご紹介しました。
これから先、機械(ハード)とソフトの結びつきはより一層必要になってくると思います。
そういった意味でも取得した方が良い資格は幅が広がってい来る可能性はあります。
いずれにせよ、機械設計という職種の将来性は変化をしながら益々重要な位置づけになっていくと思います。
日々、最新技術をウォッチしながら自己啓発に励みたいものです。
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