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キーエンスはやばいって本当?機械やCAEエンジニアの中途入社や転職はやめとけ?

キーエンスはやばいって本当?機械エンジニアの中途入社や転職はやめとけ? 機械設計の仕事・転職・資格
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キーエンスという会社名を聞くと、多くの人が「年収が高い」「やばい会社」というイメージを持つのではないでしょうか。

特に、機械設計やCAE解析などのエンジニア経験者で、年収アップのために中途入社を考えている20代、30代の方々にとって、キーエンスは魅力的な転職先の一つかもしれません。

しかし、その評判には光と影の両面があります。

今回は、キーエンスの実態に迫り、仕事内容や年収などを見ながら、中途入社を検討する際の判断材料を提供していきます。

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キーエンスとはどのような会社か?エンジニアの仕事も多い!

キーエンスとはどのような会社か?エンジニアの仕事も多い!

会社概要

キーエンスは、製造業のFA(ファクトリーオートメーション)を推進する製品を製造・販売している会社です。

主な製品には、センサ、測定器、画像センサ、制御機器などがあります。

これらの製品は、工場の自動化や生産性向上に欠かせない重要な役割を果たしています。

キーエンスの特徴は、製品の開発から製造、販売までを一貫して行う「ファブレス」という経営形態です。

これにより、市場のニーズに素早く対応し、高品質な製品を提供することができています。また、直接販売方式を採用しており、顧客との密接な関係構築を重視しています。

機械エンジニアとしての仕事内容

キーエンスで機械エンジニアとして働く場合、主に以下のような業務に携わることになります。

  1. 製品開発:センサや測定器などの新製品開発や既存製品の改良を行います。市場ニーズを的確に捉え、革新的な製品を生み出すことが求められます。具体的には、画像処理システム、レーザーマーカー、3次元測定機、顕微鏡などの開発に携わる可能性があります。
  2. アプリケーション開発:キーエンス製品を使用したアプリケーションソフトウェアの開発も重要な業務です。顧客のニーズに合わせたカスタマイズや、使いやすいインターフェースの設計などを行います。
  3. 技術サポート:営業担当者と協力して、顧客の技術的な課題解決をサポートします。現場での製品導入支援や、カスタマイズ提案なども行います。
  4. 品質管理:製品の品質を確保するための設計レビューや試験計画の立案、実施を担当します。
  5. 技術文書作成:製品マニュアルや技術資料の作成、社内向け技術教育資料の準備なども重要な業務です。
  6. 市場調査:競合製品の分析や新技術のリサーチを行い、製品開発に活かします。
  7. プロジェクトマネジメント:開発プロジェクトのリーダーとして、スケジュール管理や部門間調整を行うこともあります。

キーエンスの中途採用情報を見ると、エンジニアとしては以下のような職種があります。

・ソフトウェア開発(開発リーダー、AIエンジニア、組込ソルト開発、UXエンジニア)
・ハードウェア開発(光学/構造/機構開発、回路/システム開発、品質評価)
・生産技術(量産設計、設備開発、新商品量産立上げ)
・技術営業(コンサルティングセールス、コンサルティングエンジニア)
・データサイエンティスト(機械学習を用いたサービスの顧客提案など)

これらの業務を通じて、機械エンジニアはキーエンスの製品競争力向上に直接的に貢献することになります。

キーエンスでは、エンジニアの自主性を重視し、新しいアイデアや改善提案を積極的に取り入れる文化があります。

そのため、自身の技術力を存分に発揮できる環境が整っていると言えるでしょう。

キーエンスが「やばい」と言われる理由

キーエンスが「やばい」と言われる理由

年収が高すぎる

キーエンスの最も顕著な特徴は、その驚異的な高年収です。

2024年3月期の平均年収は2,067万円と報告されており、これは日本企業の中でもトップクラスの水準です。

この高年収は、多くの人々の注目を集め、「やばい」と評される大きな理由の一つとなっています。

激務の実態

しかし、この高年収の裏には、厳しい労働環境があるとされています。

多くの社員が長時間労働や高い業務負荷に直面しているという報告があります。

特に営業職では、顧客との密接な関係構築のために、休日出勤や深夜までの勤務が珍しくないとされています。

離職率の高さ

キーエンスの離職率の高さも、しばしば話題に上ります。

正確な数字は公表されていませんが、業界内では高い離職率が噂されています。

この背景には、激務や厳しい評価制度があるとされています。

ただし、高い離職率は必ずしも会社の問題だけではなく、高年収を得た後のキャリアチェンジを目的とした自主的な退職も含まれている可能性があります。

評価が厳しい

キーエンスは徹底した成果主義を採用しており、社員の評価が非常に厳しいと言われています。

高い成果を上げれば高い報酬が得られる一方で、評価が悪いとクビになる可能性もあるとされています。

この厳しい評価制度は、社員のモチベーション向上につながる反面、大きなストレス要因にもなり得ます。

女性の割合が少ない

キーエンスは、女性社員の割合が低いことでも知られています。

この背景には、長時間労働や転勤の多さなど、ワークライフバランスを取りにくい労働環境があるとされています。

女性が働きにくい環境であるという評価は、ダイバーシティの観点からも課題とされています。

ノルマが多い

キーエンスの営業職では、高いノルマが課されることが多いとされています。

これは高年収の裏付けとなる一方で、大きなプレッシャーにもなります。

特に、景気変動の影響を受けやすい製造業を相手にする営業職では、このノルマの達成が大きな課題となることがあります。

退職金制度がない

キーエンスには退職金制度がありません。これは、高年収で退職金相当分を先払いしているという考え方によるものです。

しかし、長期的な視点で見ると、将来への不安を感じる社員もいるようです。

特に、中途入社を考えている方にとっては、キャリアプランを考える上で重要なポイントになるでしょう。

キーエンスの年収とその背景!エンジニアは営業より年収低い傾向

20代の年収

キーエンスの20代の平均年収は、業界平均を大きく上回るとされています。

具体的な数字は公表されていませんが、新卒入社後数年で1,000万円を超えるケースも珍しくないと言われています。

これは、早期から高い成果を上げることが求められる同社の評価制度を反映しています。

30代の年収

30代になると、さらに年収が跳ね上がります。

平均で1,500万円から2,000万円程度とも言われており、同年代の他社エンジニアと比較すると極めて高水準です。

ただし、この高年収には厳しいノルマや長時間労働が伴うことが多いとされています。

機械エンジニアの年収

キーエンスで機械エンジニアとして働く場合の年収も、一般的な企業と比べて高水準です。経験や能力によって大きく異なりますが、中途採用情報によると、以下のような年収が設定されています。

仕事内容としてはFA向け小型センサから顕微鏡や精密測定機器、レーザマーカや3Dプリンタまで、キーエンスにて事業展開している多様な商品の「設計業務」を担う仕事で、SolidWorksなどの3DCADやCAE解析を使った詳細設計を行います。

この中途採用情報で、年収が1,100万円~1,800万円とされています。

これらの数字は目安であり、個人の成果や会社の業績によって上下する可能性があります。

特筆すべきは、キーエンスの年収システムが「完全実力主義」を採用していることです。つまり、年齢や経験年数に関わらず、純粋に個人の成果と貢献度によって報酬が決定されます。

また、基本給に加えて業績連動型のボーナスが大きな割合を占めるため、年によって大きく変動することもあります。

これにより、高い成果を上げれば上げるほど、それに見合った報酬を得られる可能性があります。

高い年収の背景には、キーエンスの製品開発力や技術力が直接的に会社の業績に結びつくという特徴があります。

そのため、優秀な機械エンジニアの確保と維持が会社の競争力につながるという考えから、高い報酬が提供されていると言えるでしょう。

ただし、この高年収システムは、常に高いパフォーマンスを求められるプレッシャーにもなり得ます。自身の価値観やワークライフバランスとの兼ね合いを慎重に検討する必要があるでしょう。

中途採用者の年収

中途採用者の年収も、一般的に高水準です。

ただし、前職の年収や経験、スキルによって大きく異なります。

キーエンスでは、即戦力となる人材を高く評価する傾向があるため、関連する業界経験や専門知識を持つ中途採用者は、高い初任給を期待できる可能性があります。

年収の裏にあるもの

しかし、この高年収の裏には、厳しい要求があります。

顧客のニーズを的確に把握し、適切なソリューションを提案する高度な技術力と営業力が求められます。また、常に最新の技術トレンドをキャッチアップし、自己研鑽を続ける必要があります。

つまり、高年収は決して「楽して得られる」ものではないのです。

キーエンスでの働き方!エンジニアも残業は多め

キーエンスでの働き方!エンジニアも残業は多め

残業の実態

キーエンスでは、長時間労働が常態化しているという報告が多く見られます。

特に営業職では、顧客との関係構築や提案作成のために、深夜まで働くことも珍しくないとされています。

一方で、近年は働き方改革の一環として、残業時間の削減や有給休暇取得の推進などの取り組みも行われているようです。

機械エンジニアの場合、開発プロジェクトの進捗状況や納期によって残業時間が大きく変動する傾向があります。

特に新製品開発の山場や、重要顧客向けのカスタマイズ案件対応時には、長時間労働になることがあります。

一般的に、月平均40~60時間程度の残業があるとされていますが、個人や部署によって大きく異なります。

また、顧客サポートや現場での導入支援のために、休日出勤や出張が発生することもあります。これらの負荷に耐えられるかどうかは、キーエンスでのキャリアを考える上で重要なポイントとなるでしょう。

ワークライフバランス

高度な成果を求められるキーエンスでは、ワークライフバランスの確保が難しいという声も聞かれます。

仕事に没頭するあまり、私生活が犠牲になるケースも少なくないようです。

ただし、個人の裁量が大きい分、自己管理能力次第では、ある程度のバランスを取ることも可能だとする意見もあります。

キーエンスを辞めた理由

キーエンスを辞めた理由

退職者の声1:マニュアル人間になってしまうことを危惧して

キーエンスでは、営業ノウハウが徹底的にマニュアル化されています。これにより、短期間で高い成果を上げることが可能になる一方で、個性や創造性が抑制されるという声もあります。

「マニュアル通りにしか動けない人間になってしまう」という危機感から退職を選択する人もいるようです。

退職者の声2:毎日が同じ繰り返し

高度に体系化された業務プロセスは、効率的な仕事を可能にする反面、日々の業務が単調に感じられる原因にもなります。

知的好奇心が満たされないと感じ、新たな挑戦を求めて退職する人もいます。

退職者の声3:激務による体力的負担

長時間労働や高いストレスは、身体的にも精神的にも大きな負担となります。

健康を害したり、仕事と私生活のバランスが取れなくなったりすることで、退職を決意する人もいます。

退職者の声4:高いノルマがストレスに

常に高い成果を求められる環境は、大きなストレス要因となります。

特に、景気変動の影響を受けやすい製造業を対象とする営業では、ノルマ達成の難しさが精神的な負担となり、退職につながるケースもあるようです。

機械エンジニアの場合、直接的な数値目標(ノルマ)は営業職ほど明確ではありませんが、製品開発の期限や品質目標、技術サポートの対応速度など、様々な形で高い目標が設定されることがあります。

これらの目標達成プレッシャーが、長期的なストレスにつながる可能性があります。

また、エンジニアであっても、顧客との直接的なやりとりや営業支援活動を求められることがあり、そういった場面では営業的な数値目標が設定されることもあります。

このような複合的な要求が、キーエンスの機械エンジニアにとってストレス要因となる可能性があります。

退職者の声5:将来のキャリアパスが見えない

キーエンスでの経験は、確かに貴重なものです。しかし、同社のビジネスモデルや働き方が特殊であるため、将来のキャリアパスが見えづらいと感じる人もいます。

より汎用的なスキルを身につけたい、あるいは異なる業界でキャリアを積みたいと考え、退職を選択する人もいるようです。

機械エンジニア・CAE解析者としてキーエンスへの転職を考える際のポイント

機械エンジニアとしてキーエンスへの転職を考える際のポイント

転職のメリットとデメリット

キーエンスへの転職を考える際は、メリットとデメリットを慎重に検討する必要があります。

メリット

  1. 高年収が期待できる
  2. 先進的な技術や製品に携わることができる
  3. 厳しい環境で鍛えられ、高いスキルを身につけられる

デメリット

  1. 長時間労働や高いストレスにさらされる可能性がある
  2. 厳しい評価制度により、常にプレッシャーを感じる可能性がある
  3. ワークライフバランスの確保が難しい可能性がある

成功するための戦略

キーエンスでの成功を目指すには、以下のような戦略が有効かもしれません。

  1. 転職エージェントの活用:キーエンスの採用基準や求める人材像を熟知したエージェントを見つけ、的確なアドバイスを得ることが重要です。
  2. 自己分析と目標設定:自身のスキルや経験を客観的に分析し、キーエンスでどのように活かせるかを明確にしましょう。また、キーエンスでの具体的な目標を設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。
  3. 技術力と営業力の強化:キーエンスでは、技術的な知識と営業スキルの両方が求められます。前職での経験を活かしつつ、不足しているスキルを補強する努力が必要です。
  4. メンタルタフネスの強化:高い目標と厳しい評価に耐えうるメンタル面の強さが求められます。ストレス管理技術や体力づくりも重要です。
  5. ネットワーキング:社内外の人脈作りは、情報収集や将来のキャリアに役立ちます。積極的にネットワークを広げる姿勢が重要です。
  6. 継続的な学習:常に最新の技術トレンドをキャッチアップし、自己研鑽を続ける姿勢が求められます。

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キーエンスの評判・口コミまとめ

結論として、キーエンスへの転職は、高い報酬と成長機会を得られる可能性がある一方で、激務や厳しい評価など、大きな挑戦を伴います。

自身の価値観やキャリアゴールと照らし合わせ、慎重に判断することが重要です。また、入社後も常に自己管理と成長意識を持ち続けることが、キーエンスでの成功につながる鍵となるでしょう。

機械エンジニアとしての経験を活かしつつ、新たなチャレンジを求める方にとって、キーエンスは魅力的な選択肢の一つかもしれません。

しかし、その選択が自身のキャリアにとって本当に適切かどうか、十分な情報収集と熟考を重ねた上で決断することをお勧めします。

以下はキーエンス公式ホームページにある中途採用になります。ここを見ることで機械エンジニアとしてどんな仕事があり、どれぐらいの年収になるのか具体的にイメージが持てると思いますので合わせてご覧になることがおすすめです。

キーエンス公式 中途採用情報

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