「3Dプリンターって最近よく聞くけど、副業として稼げるのかな?」
「ものづくりが好きだから、趣味を活かして収入を得られたら最高だな…」
そんな風に考えているあなたへ。結論から言うと、3Dプリンターを使った副業は、正しい知識と戦略があれば初心者からでも十分に稼げるチャンスがあります。
なぜなら、個人の「こんなものがあったらいいな」というアイデアを、自宅で手軽に形にできる時代になったからです。そして、メルカリのようなフリマアプリを使えば、作った作品を誰でも簡単に販売できる市場がすでに整っています。
例えば、僕の友人はもともとガジェット好きの会社員でしたが、趣味で買った3Dプリンターでオリジナルのスマホスタンドを作ってメルカリで売り始めました。最初は数個売れる程度でしたが、SNSで使い方を動画で紹介したところ人気に火がつき、他の商品を売り、今では月に5万円以上の副収入を得ています。彼は特別なスキルがあったわけではなく、試行錯誤しながら楽しんで続けただけです。
もちろん、「3Dプリンターって専門知識が必要で難しそう」「機材を揃えるのにお金がかかるんじゃない?」「そもそも作ったものが本当に売れるの?」といった不安を感じる気持ちもよく分かります。確かに、ある程度の初期投資やスキルを学ぶ時間は必要ですし、誰でも簡単に大金が稼げるわけではありません。
しかし、最近では初心者でも扱いやすい低価格な3Dプリンターがたくさん登場していますし、インターネット上には無料で学べる情報やコミュニティも充実しています。この記事で紹介するステップを一つひとつ実践していけば、未経験からでも自分の作品を販売し、収益を得ることは決して夢物語ではありません。
この記事では、あなたの「やってみたい」を「稼げる」に変えるための具体的な方法を、分かりやすく解説していきます。
未経験からでも大丈夫!3Dプリンター副業の始め方と稼ぎ方
まずは「3Dプリンターの副業って、具体的にどんなことをするの?」という疑問にお答えします。一言で「3Dプリンターで稼ぐ」と言っても、その方法は一つではありません。自分のスキルや興味に合わせて、様々な稼ぎ方を選ぶことができます。
3Dプリンターで稼ぐ5つの副業のやり方
ここでは、代表的な5つの稼ぎ方をご紹介します。自分に合った方法を見つける参考にしてくださいね。
印刷したものを販売する
最もイメージしやすく、多くの方が挑戦する王道の稼ぎ方です。自分でデザインしたオリジナルの作品を3Dプリンターで制作し、メルカリやminne、BASEといったプラットフォームで販売します。
スマホケースやアクセサリー、フィギュア、便利グッズなど、アイデア次第で商品は無限大。自分の「好き」や「得意」を形にして、それが誰かの手に渡り喜んでもらえるのは、何よりのやりがいになります。最初は利益が小さくても、ファンが付けば安定した収入につながる可能性を秘めています。
データをもらって、印刷する(印刷代行)
「自分でデザインするのは難しいかも…」という方におすすめなのが、この「印刷代行」サービスです。これは、お客様から3Dデータを受け取り、それを代わりに3Dプリンターで印刷してあげるというもの。
例えば、「自分で作ったフィギュアのデータを印刷してほしい」「壊れてしまった部品のデータがあるので作ってほしい」といった依頼に応えます。モデリングのスキルは不要で、3Dプリンターを動かす知識さえあれば始められるのが大きなメリット。クラウドソーシングサイトなどで安定した需要が見込めます。
ノウハウをYoutubeや記事で発信する
3Dプリンターのノウハウを記事として発信する場合は、以下の2通りのやり方があります。
- NOTEやBrainなどで有料記事として販売する
- ブログに記事を書き、そこからアドセンスの広告収入を得る
せっかく手に入れたノウハウなので自分の中で閉じるのではなく、他の人にも使ってもらってその対価として収入を得たほうが良いですよね。
NOTEやBrainでは各システム手数料は取られますがノウハウを有料記事として販売できます。
気になる有料記事の相場と、NOTEやBrainの手数料を以下にまとめました。
記事相場 | 手数料(決済手数料含む) | |
NOTE | 100~500円 | 15% |
Brain | 1000円 | 12% |
ノウハウをYoutubeで発信し、広告収入を得る方法もあります。
ただ広告収入を得るためにはYoutubeのチャンネル登録者数が1000人以上いないといけません。
本当に有益な動画ですと登録者数もうなぎ登りだと思いますよ。
ただ動画撮影スキルはあった方がよいので以下のようなスクールで学んだほうが良いです。
教室やセミナーを開いて受講料をもらう
最近、何かを学ぶ側だけでなく、教える側も動画コンテンツを発信したり、オンラインで教えることで報酬を得ることができるプラットフォームも増えてきました。
プラットフォームとして代表的なものに以下があります。
- Udemy
- ストアカ
- Time Ticket
- Anytimes
- 匠ストア
例えば、3Dプリンターのノウハウを3Dデータのモデリングから印刷までをスルーで教える教材を販売しても良いでしょう。
もちろん近くの公民館やレンタルオフィスで対面で教えるのもありです。
対象も子供から大人まで、印刷するものも対象に合わせて、ミニ四駆やアクセサリー、ルアーなどを選ぶことで、教室後のつながりなども芽生えて良いかもしれませんね。
3Dデータを作成して報酬を得る
最後は、3Dデータそのものを作成して販売・提供する方法です。これは3DCADソフトを使いこなすモデリングスキルが必須となりますが、最も専門性が高く、高単価を狙える稼ぎ方と言えるでしょう。
企業から製品の試作品データ作成を依頼されたり、個人からオリジナルフィギュアのデータ作成を請け負ったりします。作品を物理的に作らないため、在庫リスクがなく、パソコン一つで完結できるのが強みです。
3Dプリンター副業を始めるために必要なものと初期費用
「じゃあ、実際に始めるには何が必要なの?」ということで、最低限揃えたい3つのアイテムと、おおよその初期費用について見ていきましょう。
必要なもの | 費用の目安 | 備考 |
3Dプリンター | 3万円~10万円 | 初心者は手頃なFDM方式がおすすめ |
3DCADソフト | 0円~ | 無料で高機能なソフトも多い |
パソコン | 5万円~20万円 | すでに持っていれば追加費用は不要 |
その他 | 1万円~ | フィラメント(材料)、工具など |
合計 | 約9万円~ | パソコンがあれば4万円程度からスタート可能 |
3Dプリンター
副業の主役となる機材です。現在は様々な種類のプリンターがありますが、初心者の方には「FDM(熱溶解積層)方式」のものがおすすめです。比較的安価(3万円~)で、扱いやすく、材料のフィラメントも手に入りやすいのが理由です。
もう少しクオリティを求めるなら、フィギュアなどの精密な造形が得意な「光造形方式」も選択肢に入りますが、少し高価で扱いもデリケートになります。まずは手頃なFDM方式から始めてみるのが良いでしょう。


3DCADソフト
3Dデータを作成するには3DCADや3DCGのソフトが必要です。
それぞれのソフトには強みがあり、色々な商品があります。
用途 | ソフト名 | |
3DCAD | 形状を寸法で定義するのに適している 機械系の部品に向いている |
|
3DCG | 直感的にデザインを定義するのに適している フィギュア作成に向いている |
|
上記のソフトの中には無料で使えるものも多いです。
無料の割に機能が豊富なので十分、作りたい3D形状ができると思います。
私がおすすめする3DCADは、Fusion360です。
これはほとんどの人が同意見なのではないでしょうか?
しかも学生の方や非営利目的の場合は、無料で使うことができるのです。
まずは無料版で練習し、上達した時点で報酬を得るために有料版にしても良いでしょう。
CADオペレーターをやっている人であれば、Fusion360を使ったことがなくても1日で使えるようになると思います。
もしFusion360を体系的に学びたい方は以下のアビバのスクールがおすすめです。
Fusion 360を使用して、3DCADの基本スキルを網羅的に習得できます。
以下にも無料で使える3DCADについてまとめてありますので参考にしていただければと思います。
無料で使える3DCGソフトのおすすめはBlenderです。
このソフトすごく注目されていて、新たに始める人も多いです。
Blenderで副業をやっている人も多いですよ。
パソコン
3DCADソフトを動かしたり、3Dプリンターにデータを送ったりするために必要です。すでにノートパソコンやデスクトップPCをお持ちであれば、それで始められるケースがほとんどです。
ただし、あまりに古いとソフトが快適に動かない可能性もあります。これから購入する場合は、ある程度のスペック(メモリ16GB以上、グラフィックボード搭載など)があると安心です。


初心者でも簡単!3Dプリンター副業を始める4ステップ
機材が揃ったら、いよいよ副業開始です。難しく考えず、以下の4ステップで進めていきましょう。
ステップ1:3Dプリンターと必要な機材を揃える
まずは、前述した3Dプリンター、パソコン、3DCADソフト(無料のものでOK)を用意します。プリンターが届いたら、説明書をよく読んで組み立てと初期設定(レベリング調整など)を済ませましょう。この初期設定が作品のクオリティを左右するので、丁寧に行うのがポイントです。
ステップ2:作るものを決めて3Dデータを作成・入手する
次に「何を作るか」を決めます。最初は自分が欲しいもの、身の回りの「ちょっと不便」を解決するような簡単なものから始めるのがおすすめです。作るものが決まったら、3DCADソフトでデータを作成します。
もし自分でデータを作るのが難しければ、「Thingiverse」のような無料の3Dデータ共有サイトからダウンロードして印刷してみるのも良い練習になります。
ステップ3:3Dプリンターで作品を制作する
作成・入手した3Dデータを「スライサーソフト」というソフトで読み込み、印刷設定を行います。ここで印刷の速度や精度、密度などを調整し、3Dプリンター用のデータに変換します。
データができたら、いよいよ印刷開始です。小さなものでも数時間かかることがあるので、気長に待ちましょう。
ステップ4:メルカリやネットショップなどのプラットフォームで販売する
作品が完成したら、いよいよ販売です。メルカリやラクマなどのフリマアプリが最も手軽でおすすめ。作品の魅力が伝わるように、色々な角度から写真を撮り、丁寧な説明文を添えて出品しましょう。
価格設定は、材料費や制作時間、送料などを考慮して決めますが、最初は少し安めに設定して、まずは「売れる」という経験を積むことが大切です。
自分でネットショップを作って売るのも良いでしょう。
自分でワードプレスなどを使って一からサイトを作って売ると、時間もかかりますし、お客さんとのお金のやり取りも大変です。
それに比べ、既存のプラットフォームを使うことで、この辺りの心配はなくなるので安心です。
既存のプラットフォームを使ってネットショップを開設するには以下の代表的なサービスがあります。
- BASE(ベイス)
- MakeShop
- おちゃのこネット
- e-shopsカートS
- easy myShop
- ECドルフィン
- Xserverショップ
- カラーミー
- STORES.JP
- Shopify
上記の内いくつかの詳細を見ていきましょう。
BASEは導入実績120万店舗以上という、国内では最大手のネットショップサービスです。
登録費用、月額利用料が無料ですが、決済手数料が3.6%+40円、サービス利用料が3%となっています。商品登録数は無制限です。
STORES.JPは2019年に立ち上がったネットショップサービスです。BASE同様に登録費用、月額利用料が無料、商品登録数も無制限です。STORESの場合、サービス利用料は無し、決済手数料は5%でBASEの6.6%に比べ安くなっています。またここ最近、有料版でしか使えなかった20機能以上を無料版でも使用可能になり、BASEを追従しています。
Shopifyは、BASEやSTORES.JPと違い、月額使用料が無料ではなく、29~299ドル/月になっています。手数料は3.5~3.9%と安くなっています。Shopifyの一番の特徴は、越境ECに欠かせない「多言語」「多通貨」「海外配送」に対応しているので、海外に向けてビジネス展開したい人に特に向いているでしょう。
印刷代行で稼ぐ場合はクラウドソーシングサービスに登録する
もし「印刷代行」で稼ぎたい場合は、メルカリなどと並行して「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサービスに登録しておきましょう。「3Dプリント代行」「3Dモデル出力」などのキーワードで仕事を探すと、個人や企業からの依頼が見つかります。
自分のプリンターの性能や対応できる素材などをプロフィールに詳しく書いておくと、依頼が来やすくなりますよ。
【具体例】3Dプリンターの副業で作って売れるもの8選
「アイデアがなかなか浮かばない…」という方のために、実際に売れているものの具体例をいくつかご紹介します。
アクセサリーを売る
上記は私が印刷したものです。
印刷が始まって15分ぐらいで完了します。
これにもう少し飾り付けなどしたものだと、ネットで1000~2000円ぐらいで売られています。
小物ですし、材料費、電気代、送料もかからないので利益率は高いでしょう。
クッキーの型
クッキー型専用の3Dプリンターがあるほど、女性に人気のようです。
- 一般に売られていないようなクッキーを作りたい
- クッキー生地をカッターで切り抜くのが上手くいかない
- 細かなデザインをアルミ型で作るのが難しい
- 市販の型だと、大きさのバランスがイマイチ
このようなニーズに3Dプリンターだと答えることができます。
ただ3Dプリンターを扱うの難しいという方のために、代わりにクッキー型を作ってあげ、販売するというわけです。
ミニ四駆の部品
今、子供から大人まで密かに人気を集めているのがFabミニ四駆というジャンルです。
Fabミニ四駆レースもあり、ミニ四駆を3Dプリンターなどを使い、自由な発想で改造し、ミニ四駆のコースを使って競争するレースです。
このFabミニ四駆のボデーや部品を3Dプリンターやレーザーカッターといったデジタル工作機械を使って作ります。
ドローンパーツを売る
ドローンのボデー(キャノピー)や、フレーム、カメラマウントなどを3Dプリンターを使って作れます。
そもそも各メーカーから売られているドローンパーツを見てみると、3Dプリンターで作ったものあります。
これらを自分で作れたら、好きなようにカスタマイズもできるので良いこと尽くめです。
自分で印刷したドローンパーツを販売するのも良いですし、お客さん毎にカスタマイズした形状を印刷してあげて販売するのも良いでしょう。
実際にこうやって稼いでいる人も既にいます。
釣り用ルアーを売る
これは釣りファンにはたまらないでしょう。
釣りのルアーって良いやつは1000円以上/個するので、これを自分で作れたら夢のようですね。
結構、Youtubeでも3Dプリンターでのルアーの作り方の動画あるので参考になります。
形、潜るレンジ、カラー、模様などを自分の思うがままに作れるのは夢がありますね。
フィギュアを売る
根強いコアなファンが多いのが、このフィギュアの世界ではないでしょうか?
Youtubeやネットにも、フィギュア+3Dプリンターのコンテンツが一番多いように思います。
大きさも手ごろですし、自分の好きなアニメや映画のキャラクターを作ってみたいと思うのでしょう。
その他にも以下のようなものが印刷されているようです。
とにかく印刷したいと思う現物の3Dデータさえあれば、何でも印刷できてしまうのが3Dプリンターです。
- 動物の模型
- 鉄道のおもちゃ関連
- 車関連
- エアーガン関連
- 腕時計スタンド
- 模型関連
スマホスタンドやケーブルホルダーなどの便利グッズ
「こんなの欲しかった!」と思わせるような、ニッチな便利グッズも売れ筋です。例えば、「特定の車種専用のスマホホルダー」や「デスクの配線をスッキリまとめるケーブルクリップ」など、大手メーカーが作らないような、かゆいところに手が届く商品が狙い目です。
自作PCのパーツやマウスの外装パーツ
少しマニアックですが、自作PCのファンカバーや、ゲーミングマウスの軽量化用シェル(外装)なども専門性の高い分野で需要があります。特定のコミュニティで話題になれば、安定した販売につながる可能性があります。
3Dプリンター副業のリアルな月収はいくら?
気になる収入ですが、これは正直なところ「人による」としか言えません。
私の経験から言うと、軌道に乗れば3Dプリンターの副業で5~10万/月は稼げると思います。
セミナーやコンテンツなどでノウハウを売ることで、更なる収入アップも見込めるでしょう。
印刷した現物を販売する場合は、1000~2000円/個ぐらいが相場です。
モノが大きかったり、特別なものだと1万円以上の案件もあると思います。
データ作成から印刷までとなると、1万円以上のものが多いイメージです。
例えば、以下のような案件があり、どれも1万~2万円/個ぐらいが相場です。
- ペットの写真から印刷用3Dデータ作成
- 野菜フィギュアの印刷用3Dデータ作成
- キャラクターフィギュアの印刷用データ作成
ペットの写真から3Dデータを作成するのは結構難易度が高いのでもう少し報酬が高くても良いような気がしますが。
大切なのは、いきなり大きな金額を狙うのではなく、コツコツと経験を積み、作品のクオリティと販売戦略を改善していくことです。
3Dプリンター副業で失敗しないための注意点と成功のコツ
せっかく始めるなら、失敗はしたくないですよね。ここでは、多くの人がつまずきがちなポイントと、長く稼ぎ続けるためのコツをお伝えします。
「3Dプリンターの副業は儲からない」と言われる3つの理由
よく「3Dプリンターは儲からない」という声も聞かれますが、それにはいくつかの理由があります。
- 時間とコストの計算が甘い一つの作品を印刷するのに数時間~十数時間かかることはザラです。その間の電気代や、失敗した時の材料費(フィラメント代)を考慮しないと、思ったより利益が出ない…なんてことになります。
- 競合が多く、価格競争に陥る手軽に始められる分、同じような商品を売っているライバルは少なくありません。単純な作品だと価格競争になりやすく、消耗してしまいます。
- クオリティが低い3Dプリンター特有の積層痕が目立ったり、設計が甘くすぐ壊れたりするような低品質な作品は、当然ながら売れませんし、悪いレビューが付いてしまいます。
これらの失敗を避けるためには、次に紹介する「差別化」が重要になります。
競合と差別化して稼ぐためのポイント
ライバルに埋もれず、あなたの作品を選んでもらうためには、ひと工夫が必要です。
- ニッチなジャンルを攻める:誰もが作りそうなものではなく、「特定の趣味を持つ人」に深く刺さるようなマニアックな商品を作る。
- 品質で勝負する:印刷後のヤスリがけや塗装を丁寧に行い、完成度を高める。
- オーダーメイドに対応する:名入れサービスや、色・サイズの変更といったセミオーダーを受け付けることで付加価値を高める。
- SNSで発信する:X(旧Twitter)やInstagramで制作過程を見せたり、作品への想いを語ったりすることでファンを作る。
こうした小さな工夫の積み重ねが、大きな差を生みます。
注意すべき著作権と法律の知識
3Dプリンター副業で最も注意しなければならないのが、著作権をはじめとする知的財産権です。
例えば、人気アニメのキャラクターフィギュアの3Dデータを無断で作成・販売する行為は、著作権侵害となり、違法です。 これは、他人が作ったキャラクターのデザインを無許可で利用してお金を稼いでいることになるからです。
自分でデザインした完全なオリジナル作品であれば問題ありませんが、既存のキャラクターやロゴ、製品デザインなどを参考にする際は細心の注意が必要です。もし他人の著作物を利用したい場合は、必ずライセンスを確認し、許可を得るようにしてください。
法律を知らなかったでは済まされない重要な問題ですので、始める前に一度、文化庁のウェブサイトなどで著作権の基本的な知識を学んでおくことを強くおすすめします。
参考リンク: 文化庁 著作権制度の概要
個人事業主として開業はできる?将来性について
副業の収入が安定して増えてきたら、個人事業主として「開業届」を税務署に提出することも考えられます。開業届を出すと、節税効果の高い「青色申告」が利用できるなどのメリットがあります。
また、3Dプリンターの技術は、製造業や医療、建築、教育など、あらゆる分野で活用が広がっています。個人のものづくりがより身近になる中で、3Dプリンターを扱えるスキルの需要は今後ますます高まっていくでしょう。
今は副業でも、そこで得たスキルと実績は、将来的に本業として独立したり、別の仕事に活かしたりと、あなたのキャリアの可能性を大きく広げてくれるはずです。
まとめ:スキルを活かして3Dプリンターの副業に挑戦しよう
最後に、この記事のポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 3Dプリンター副業の稼ぎ方は5つ
- 印刷したものを販売する
- 印刷代行
- ノウハウの発信
- 教室やセミナーの開催
- 3Dデータの作成
- 必要なものは3つから
- 3Dプリンター、3DCADソフト、パソコンがあれば始められる。初期費用はパソコンがあれば4万円程度から可能。
- 始めるのは簡単4ステップ
- 機材を揃える → データ作成 → 制作 → 販売 の流れでOK。
- 成功のコツは差別化と法律遵守
- ニッチな商品を高品質で提供し、著作権などの法律を必ず守ることが重要。
3Dプリンターを使った副業は、単にお金を稼ぐだけでなく、「自分のアイデアを形にする」という、ものづくりの根源的な楽しさを味わえるのが最大の魅力です。
最初は小さな作品からで構いません。この記事を参考に、ぜひあなたも3Dプリンターの世界に一歩踏み出し、新しい副業に挑戦してみてください。あなたの作ったものが、どこかで誰かの生活をちょっと豊かにするかもしれません。そのワクワク感を、ぜひ味わってみてくださいね。
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