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建築CAD検定の種類は?就職に有利?取得メリットや勉強方法を解説

建築CAD検定は就職に有利?取得メリットや勉強方法を解説 CAD・BIMの資格やスクール
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CADを使った仕事に就きたい、転職のため資格を取りたい、スキルアップを目指したいなど、このような理由で建築CAD検定の受験を考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、どうやって資格取得を目指したらよいか分からない、頑張って取得しても実際は役に立つのかどうか気になるという方が多いと思います。

そこで、本記事では建築CAD検定について特に以下のことを知りたい人向けに書いてみました。

・建築CAD検定ってどんな資格?
・何種類あるの?
・難易度はどれぐらい?
・取得メリットってあるの?
・効果的な勉強方法は?

是非、建築CAD検定取得の参考にして頂ければと思います。

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建築CAD検定とは?全部で4種類ある

建築CAD検定とは?

建築CAD検定は、准1級・2級・3級・4級の4つの階級に分かれています。

4級は高校生の団体受験のみとなっているため、准1級〜3級までを受験することが可能です。

まずは建築CAD検定の各級の概要試験内容受験料難易度などを見ていきましょう。

准1級

概要製図知識とCADの経験を用い、建築物の特性などを理解した上で課題として与えられた建築図面のトレースを行なって4図面完成させる
受験資格特になし
試験内容・配置図、1階平面図、外構(S=1/200)
・2階平面図(S=1/200)
・基準階平面図(S=1/200)
・断面図(S=1/200)など
※図面の種類は異なる場合もあるが、図面の密度は同程度
4図面すべて完成で合格となる
試験時間4時間10分
合格率12.5%(2022年)
難易度採点基準も公表されておらず、難易度もかなり高い
受験料14,700円

2級

概要建築知識をもとに、CADを用いて平面詳細図と立面図の2図面を作成する
受験資格特になし
試験内容・ラフスケッチ(平面図)(S=1/100)をもとに平面詳細図(S=1/50)を作成
・平面図、断面図、屋根伏図、透視図(S=1/100)をもとに立面図(S=1/50)を作成
・合否判断基準は250点満点中 190点~200点を目安とされている
試験時間5時間
合格率57.9%(2022年)
難易度合格率50%~60%のため、しっかりと勉強すれば難易度はそれほど高くない
受験料10,500円

3級

概要問題となる建築図面をCAD用いて正しくトレースする
受験資格特になし
試験内容以下のような図面をトレースすることが要求される
・階段平面図 (S=1/30)
・通り芯・寸法・通り芯記号 (S=1/100)
・柱・壁・間仕切壁(S=1/100)
・壁と窓(S=1/30)など
計4問出題
合否判断基準は200点満点中 140点~150点を目安とされている
試験時間2時間
合格率65.6%(2022年)
難易度・初心者もCADの練習をしっかりと行えば合格可能
・合格率も60%のため難易度は低め
受験料10,500円

4級

概要問題となる建築図面をCAD用いて正しくトレースする
受験資格特になし
試験内容・柱・壁・間仕切壁(S=1/100)
・通り芯・寸法・通り芯記号(S=1/100)
・壁と窓(S=1/30)など
計3問出題
合否判断基準は200点満点中 130点~140点を目安とされている
合格率89.7%(2022年)
難易度合格率90%程度のため難易度はかなり低め
受験料3,150円

過去の合格率

准一級は合格率が低く、かつ年毎に合格率にバラツキがあるのが分かります。

准1級2級3級4級
2022年12.5%57.9%65.6%89.7%
2021年14.1%60.3%61.5%93.3%
2020年2.0%67.7%64.8%92.5%
2019年24.5%58.6%71.7%89.8%
2018年2.4%52.1%67.3%90.1%

建築CAD検定は意味がない?メリットや実務に役立つことは?

建築CAD検定は意味がない?メリットや実務に役立つことは?

・資格を取得すると就職・転職に有利
・実務にも役立つ
・会社によって資格手当が出る

建築CAD検定の取得を検討している方の中には、CADオペレーターなどの仕事を目指す方が多いと思います。

建築業界は資格が必須と思われがちですが、必ずしも必要なわけではありません。

CADオペレーターや設計士などは資格がなくても就ける職業です。

それならば資格取得は役に立たないかといえば、決してそうではありません。

まず、資格を取得すると就職・転職に有利になります。

自分の実力をポートフォリオなどでアピールすることもできますが、CADの実力がどの程度あるかを証明するのは難しいと思います。

建築CAD検定を持っていれば、CADを使いこなせる人材として優位に立つことができるでしょう。

また、取得を目指すことで実務にも役立ちます

この試験は時間内に指定された図面を手掛けなければならないため、いかに効率よく作図するかがポイントとなります。

そのため、ショートカットキーなどの便利な機能を学ぶことでCADソフトを使いこなせるようになり、実務でもスムーズに作業することができるようになると思います。

会社によっては建築CAD検定を持っていると資格手当が付く場合もあります。

一般的にCAD関係の資格手当は数千円/月であることが多いです。

年に換算すると数万円になるので、資格取得することでスキルアップにもなり、なおかつ年収アップに繋がるとなると取得メリットはあると言えると思います。

建築CAD検定のおすすめのスクールや勉強方法

建築CAD検定のおすすめの勉強方法

スクールに通う

初心者の方にもおすすめな方法はスクールに通うことです。

CADの使い方から学ぶことができ、分からないことがあれば講師に聞くこともできるため、安心して勉強できるでしょう。

ここではWinスクールをおすすめします。

校舎が全国50ヶ所以上あり、少人数教室のため講師による密着指導を受けられます。

また、就職支援も行ってくれるなどサポートも充実しています。

教室でもオンラインでも個別指導で学べる受講スタイルなのが特徴です。

授業の種類も豊富なので、まずは以下のWinスクールのホームページから自分に合った授業はどれか?など専門のカウンセラーに相談してみると良いですよ。

相談は無料です。

また授業も無料体験できるので悩みも一層解消すると思います。

以下の記事がWinスクールの評判・口コミになりますので参考にして頂ければと思います。

建築CAD検定のおすすめスクールはWinスクールですが、以下の記事にも様々なCADやBIMのスクールをまとめてあるので、他の資格取得する際などにも参考にして頂ければと思います。

通信講座を利用する

2級・3級の受験を考えている方は、日建学院の建築CAD検定試験対策Webコースがおすすめです。

日建学院の建築CAD検定試験対策Webコースはこちら

それぞれの資格取得に必要なスキルを取得でき、授業料も安いため取り組みやすいと思います。

准1級を目指す方は、先程も紹介したWinスクールのオンライン授業がおすすめです。

授業料は高めですが、准1級となると難易度もあがるため、90分×14回しっかりと授業を受けることができ、効率よく勉強したい方にもおすすめです。

書籍などで独学する

ある程度CADが使える方は独学で挑戦してみても良いと思います。

教材でおすすめなのは、建築CAD検定を主催している全国建築CAD連盟が販売している建築CAD検定試験問題集と公式ガイドブックです。

建築CAD検定試験問題集

公式ガイドブックにはJwwCADAutoCADの解説がついています。

また、図面を早く作成するためには作図の練習を重ねることが重要なため、問題集を1冊持っておくとよいと思います。

その他には解説動画などがサイトにアップされているため、そのような動画も見てみるとよいと思います。

まとめ

今回は、建築CAD検定についてご紹介しました。

CADが使えると証明できれば、就職や転職の際に企業へのアピールポイントとなります。

また、CADオペレーターなどはパソコンがあればできる仕事なので在宅にも対応しており、資格を取得すれば働き方も広がるでしょう。

建築CAD検定は実務にも役立つ資格のため、取得を目指してみてはいかがでしょうか。

CADオペレーターの悩みや相談はこちらまで

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この記事を書いた人
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建築設計事務所で働いている二級建築士です。
主な経験は以下です。
・設計図作成( jww_CAD)
・3次元CADを使ったパースや間取りの作成
・積算業務
・その他書類作成
今までの経験を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます。

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