イタタタタ・・・。在宅勤務でパソコンの前に座りっぱなしの生活が続くと、なんだか腰が痛くなりませんか?
それもそのはず、同じ姿勢で長時間座り続けるという行為は、脊椎に負担がかかり、脊椎内の軟骨を押し出したりして、腰痛の原因になるのです。
とはいってもパソコン作業がメインのCGクリエイターやCADオペレーターは、パソコンの前から離れるわけにはいかないのです。
定期的にストレッチしましょうとか言われますけど、そんなこと作業のノッてるときにできないですよね・・・!
実は、作業を中断させずに腰に負担をかけないいいアイテムがあるのです。今回はそんな昇降式デスク(スタンディングデスク)を紹介していきます!
昇降式デスク(スタンディングデスク)って何?
昇降式デスクとは、その名の通り、天板の高さを変動させ、座ったままでも、立ったまま姿勢のまま作業のできるデスクです。
近年、パソコン中心の業務形態が世界中に広まっていますが、それの弊害として座った状態が一日中続き、運動不足や健康被害が問題になっています。
だったらホワイトカラーな仕事でも、立ったまま仕事したらいいんじゃない?ということで、欧米からスタンディングワークという、そのまんまな働き方が広がったそうです。
通常のデスクですと、天板は大体床から70cm前後のあたりにあり、椅子に座って使うよう設計されていますので、そのデスクでスタンディングワークを行うのは腰に負担がかかります。
そこで、スタンディングワークをしやすいように高い天板を備えたデスク、昇降式デスク(スタンディングデスク)が登場したのです!
昇降式デスク(スタンディングデスク)のメリット・デメリット
「まあ、座りっぱなしより健康に良さそうなのはなんとなくわかる。
なんとなくわかるが、立って3Dモデルや図面なんて作れるのか・・・?足しんどくない?仕事にならなそう。」そう思いませんか?
実は僕もそう思っていました。
だって何で座ってできるものをなぜ、わざわざ立ってせにゃらなんのだって話ですね、罰ゲームかな?
でも、実際に使ってみると想像以上に楽に、そして制作に集中できるのです!
では、スタンディングデスクのメリット、デメリットを見ていきましょう!
メリット1:姿勢がよくなり腰痛・肩こりが軽減される!
我々クリエイターは日夜ディスプレイにかじりつくように作業していますが、そんな風に作業していますとどうしても無意識に姿勢が崩れがち。
人によっては猫背になっていませんか?
そんな姿勢で長時間動かないでいると、当然腰や肩などの間接にボロが出てきます。
しかし、スタンディングデスクを使用すると自然とまっすぐ立ったスタイルで作業を行うことになるため、腰や肩への無理な負担がなくなり、腰痛などの体の不調が嘘のようになくなりますよ。
メリット2:フットワークが軽くなる
腰を上げるのって重いですよね。僕なんて一回座ったらトイレにさえ行きたくないくらい動きたくなくなります。
でも、スタンディングデスクを導入すれば、常に立った状態なので移動するのが苦ではありません。
定期的にストレッチをしようしようと思っていても今までできなかったのに、スタンディングデスクを使用しだしてから自然とストレッチを作業の合間に挟めるようになりました!
健康効果倍増ですね。
メリット3:ほどよい緊張で集中力が上がる
座るとリラックスしてしまいませんか?背もたれがあると、ついつい背中をどっぷり預けちゃったりして、ゆるーい感じでお仕事していません?
そんな感じで作業していると、気分の乗ってないときは、つい眠気が・・・。
でも、立ったまま仕事をすると、程よく体は緊張しますので、座って業務を行うより集中力が増します。
デメリット:足が疲れる!(でも数日で筋肉ついて慣れるよ)
そりゃそうだよね、ずっと立ってるから足が疲れるんですよ!!明確なデメリットはこれです。
でも意外や意外、1週間も経てばそれが普通になって、全然苦ではなくなってくるんですね。
学生時代、販売員とかのバイトをしていた人がいましたら、思い出してみてください。
あの頃、そんなに苦ではなかったでしょ?あれ、若さだけじゃなくて、慣れなんですよ。慣れ。
すぐ乗り越えられます。数時間立っているだけでしんどい人は運動不足を自覚してください!
昇降式デスク(スタンディングデスク)の種類
どうです?ちょっと昇降式デスク、興味わきませんか?実は昇降式デスクといっても、その機構により種類は大きく分けて3種類あります!
電動昇降式デスク
電動で天板を上げ下げする機構のデスクです。
一番気軽に上下させることができるので、普段のパソコン作業はスタンディングワークをして、書類などをかかなければいけないときに座る高さまで下げたりするというような使い分けがしやすいタイプです。
高さが表示できたり、ちょうどいい高さをメモリーしてワンタッチで切り替えることができる機能があるものもあるので、頻繁に上げ下げすることが想定される場合は、電動がおすすめです!
ガス圧昇降式デスク
レバーを引くだけで、ガスの力で天板が上がる機構の昇降式デスクです。
天板を下げるときは、レバーを引きながら体重をかけると天板が沈んでいき調整することができます。
好きな高さになったらレバーを離せば固定されるので、調整も楽々。
電動とは違い、デスク自体に電源が不要なため、電源に制限がある環境や、電力を抑えたい場合にはこちらのタイプがいいでしょう!
手動昇降式デスク
はい、一番シンプルな機構のやつ~!単純明快、レバーを回すと天板が上下します。わかりやすいですね。
シンプルなのでお値段もお手頃価格なモデルが多く、試しに使ってみようかなあ、という人は、まずはこういった手動のものから始めてみてはいかがでしょうか。
スムーズに微調整ができるので、意外と一番しっくりくる高さが実現するのはこのタイプかもしれません。
CAD/CGクリエイター向けの昇降式デスクの選び方
うんうん、意外と昇降式デスクに種類があることがわかりましたね。
でもじゃあ、我々CADクリエイター、CGクリエイターはどんな昇降式デスクがいいんでしょうか
Office使ったりする仕事とはちょっとパソコンの使い方違いますもんね。ということで、選ぶときに大切な要素を挙げていきます!
作業スペース(天板)が広いもの(140㎝以上)
なんといっても、CGクリエイターのデスクの上はいろいろものが多くなりがちです。
デュアルディスプレイだったり、ペンタブレットが置いてあったり、制作のための資料や写真、指示書など・・・。
だから、昇降式デスクを選ぶ時も天板が広いものを選ぶがおすすめです。
狭いスペースではいいものは作れませんからね。幅140cmを目安に選ぶと快適に仕事ができますよ。
高さ調整が無段階調節できるもの
高さ調整が一段目、二段目・・・という風に調整できるものは、決まった位置にしか天板を固定することができないため、自分の体格にあった高さになるとは限りません。
特にペンタブレットなどで作業すると、天板の高さが体に合っていないと逆に無理な体勢を強いられてしまい、疲れてしまいます。
できるだけ無段階調節できるモデルを選ぶことにしましょう!
ケーブルを床から天板に通すことができるもの
僕らの仕事内容的に、どうしてもケーブルめちゃくちゃ多くなっちゃうんですよ!
デスクトップパソコンだったら、モニターとパソコンをつなぐケーブル、モニターの電源ケーブル、キーボード、マウス、ペンタブレット・・・。
もー、ぐちゃぐちゃです。すっきりしたデスク周りにするために、できるだけ天板にケーブル通しがついているものを選ぶときれいにまとまります。
CADやCGクリエイター向け昇降式デスク(スタンディングデスク)おすすめモデル!
では、具体的におすすめのモデルを紹介します!
電動昇降式デスク
SUKIDA 電動昇降デスク 無段階昇降 幅140
- 天板サイズ:幅140cm×奥行60cm
- 高さ:69~115cm(無段階昇降式)
無段階の調整可能な、電動タイプです!
このモデルの便利なところは、よく使う高さを3つまでメモリに記憶させることができ、使い分けが簡単なところにあります。
高さ表示の液晶もあり、ほかの家具を合わせる時も目安になり便利です。
配線を通す穴もついていますので、とりあえず迷ったらこれを選んでおけば間違いなしですね。
FLEXISPOT 電動式昇降デスクE9BM
- 天板サイズ:幅120cm×奥行60cm
- 高さ:73~123cm(無段階昇降式)
こちらも73~123cmの間で任意の位置まで調整できる無段階昇降できるモデルです。
4つまで高さをメモリーすることができ、よりいろいろなシーンで活用できますね。
最大の高さも123㎝と高めなのも特徴です。動作音も静かで夜でも使いやすいのがうれしいですね。
オプションで有孔ボードやモニターアームも一緒につけられるので、拡張性もばっちりです!
FLEXISPOT 電動式昇降デスク E7セット(脚のみも可)
- 天板サイズ:幅140cm×奥行70cm
- 高さ:60~125cm(無段階昇降式)
昇降デスクの人気メーカーFLEXISPOTの天板が選べるモデルです!もちろん、脚のみで購入も可能です。
このモデルで注目したいのはカーブ型天板。
おしゃれな曲線を描いた天板なので、インテリアとしても堅苦しくなく、違和感なく空間に調和します。
ケーブル通しも2か所あるので、デュアルディスプレイなどケーブルが多めのパソコンでもすっきり配置できます!
ガス圧昇降式デスク
タンスのゲン昇降式スタンディングデスク 幅140 ワイド キャスター付き ガス圧式
- 天板サイズ:幅140cm×奥行67.5cm
- 高さ:70~108cm(無段階昇降式)
ガス圧で上げ下げできるモデルです。天板下のレバーをを引くだけで調整ができます。
108㎝と少し最大の高さは低めではありますが、日本人の体形を考えた高さのようです。
ケーブル通しも完備し、左右どちらにでも機器を設置しやすい仕様になっています。デスクに電源を使用したくない方にはオススメです!
山善 昇降式デスク (ガス圧式) 幅140
- 天板サイズ:幅140cm×奥行72cm
- 高さ:76~110cm(無段階昇降式)
こちらもガス圧で調整するモデルです。レバーを握って体重をかけながら上げ下げの調整をします。
奥行きが72㎝もあるので、パソコン作業だけでなく書面での作業がある方にお勧めです。
しかし、最低の高さが76㎝と、座るには結構高めの天板なので座って作業するときには椅子を選ぶのが注意したいところ。
でも逆にアームレストがついているチェアをする場合はちょうどいいかもしれません。
普通の70㎝くらいだと引っかかっちゃいますからね。
手動昇降式デスク
FLEXISPOT 手動昇降スタンディングデスク(脚のみも可)
- 天板サイズ:幅120cm×奥行60cm(オプション)
- 高さ:71~121cm(無段階昇降式)
気軽にお安く昇降式デスクを導入してみたい!という方はこちら。
手回しのハンドルで高さを調整できるモデルです。機構がシンプルなので故障しにくそうなのがいいですね。
ハンドルが一見邪魔になりそうですが、ご安心ください。
折り畳み式で使用しないときは天板の下に収納することができます。
天板なしでリーズナブルに購入することもできますが、天板を別途用意するのは面倒という方には天板もオプションで付けられますよ!
まとめ
昇降式デスクは、普段の仕事場に導入するだけで、体を動かしやすい環境にすることができ、様々な健康効果が期待できる優れものです!
パソコン作業の多いクリエイターの職業病ともいえる肩こり・腰痛の緩和も期待できるので、この機会に一台、試してみてはいかがでしょうか!?
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