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【CADオペレーター必見】CADで海外就職は可能?求人の探し方から必要スキルまで徹底解説

英語を身につけ海外に挑戦する CADオペの転職・求人
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「CADのスキルを活かして、いつかは海外で働いてみたい…」

CADオペレーターとしてキャリアを積む中で、そんな憧れを抱いたことはありませんか?グローバル化が進む現代、日本の外に目を向けるのはごく自然なことです。

先に結論からお伝えします。あなたの持つCADスキルを武器に、海外で就職することは十分に可能です。

なぜなら、建築や製造業が世界中に存在する限り、図面作成のプロであるCADオペレーターの需要はなくならないからです。特に、精密さや勤勉さを評価されることが多い日本の技術者は、海外でも歓迎される傾向にあります。

例えば、私の知人である建築CADオペレーターは、3年間の実務経験を積んだ後、思い切って東南アジアでの就職に挑戦しました。最初は語学力に不安があったものの、日本の建設会社が手がける現地の大型プロジェクトに参加。

日本の基準で品質管理ができる貴重な人材として、今ではチームに欠かせない存在になっています。彼は「日本にいた頃より、裁量も給与も上がり、何より毎日が刺激的だ」と語っていました。

もちろん、「そうは言っても、語学の壁は大きいし、海外の求人をどうやって探せばいいのか見当もつかない…」といった不安や疑問を感じる方も多いでしょう。確かに、海外で働くためには乗り越えるべきハードルがいくつかあるのも事実です。

しかし、正しい情報を集め、計画的に準備を進めれば、そのハードルは決して越えられないものではありません。必要なスキルを身につけ、適切な方法で仕事を探せば、CADオペレーターとして海外で活躍する道は確実に開けます。この記事が、あなたの海外への挑戦を後押しする、具体的な羅針盤となれば嬉しいです。

この記事のポイント

  • 海外でのCADオペレーターの需要は高く、特に建築・製造業で多くのチャンスがある
  • 求人探しは日本の転職エージェントと海外の求人サイトの併用が最も効果的
  • 世界標準の「AutoCAD」や「Revit」のスキルと、業務に支障のないレベルの語学力が重要
  • 成功の鍵は、周到な情報収集と具体的なキャリアプランの設計にある
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CADで海外就職は実現可能!求人のリアルと探し方

CADオペレーターが海外で働くケース

CADオペレーターが海外で働くケース

日本でCADオペレーターとしてバリバリ活躍していたかたが何かしらの理由で海外に行くことになるケースがあると思います。

  1. 本人が海外へ転勤
  2. 旦那さんが海外へ転勤
  3. 海外で働きたい
  4. 海外に留学したい
  5. 人とは違うキャリアを積んで自分の価値を高めたい

想像できる中でも上記のようなものがあるでしょう。

筆者が見てきたケースでは、CADオペレーターとしてバリバリ働いていた女性が、旦那さんの海外転勤のために会社を辞めることになってしまい、自分の存在意義や社会との繋がりという点で悩んでいたのを目の当たりにしました。

また海外で人とは違う経験を積んで自分の価値を高めたいという人もいるでしょう。

後述しますが、そういった方には、比較的日本と近いアジアなどでのCAD・BIM求人のニーズもあります。

筆者も経験あるのですが海外にいくと日本ほど知り合いもいないので、否応なく自分の時間が増えます。

身に付けたスキルを海外でも活用して、自分らしく活躍する、更にはそれで収入まで得られたら申し分ないと思います。

CADオペレーターが海外で働く場合、いくつかの典型的なパターンがあります。最も一般的なのは、日本の企業が海外に持つ支社や工場で働くケースです。この場合、社内公募や転勤という形で海外勤務が実現します。

また、海外事業に特化した転職エージェントを利用して、現地の日系企業や、日本との取引が多い現地企業に就職するケースも増えています。実力次第では、フリーランスとして複数の国のプロジェクトに参加することも夢ではありません。

CADオペレーターが海外で働くメリット

海外で働くことのメリットは、単に給与やキャリアアップだけに留まりません。異なる文化や価値観を持つ人々と働く経験は、人間的な成長を大きく促してくれます。多様なプロジェクトに関わることで、日本では得られないような最先端の技術や知識に触れる機会も増えるでしょう。

また、国によっては日本よりもワークライフバランスを重視する文化が根付いており、プライベートな時間を豊かに過ごせる可能性も高まります。新しい環境での挑戦は、あなたの視野を広げ、人生をより豊かなものにしてくれるはずです。

CADオペレーターの海外での需要と将来性

グローバル経済の中で、CADオペレーターの需要は安定して高い水準にあります。特に、経済成長が著しい東南アジア諸国では、インフラ整備や建設ラッシュが続いており、建築・土木分野でのCAD技術者の需要が急増しています。

また、先進国では、より高度な3D CADやBIM(Building Information Modeling)を扱えるスペシャリストが求められる傾向にあります。単なるオペレーターに留まらず、設計思想を理解し、提案までできるようなスキルを身につければ、あなたの市場価値は国境を越えて飛躍的に高まるでしょう。

海外のCAD求人が多い国と業界(建築・製造)

海外のCAD求人が多い国と業界(建築・製造)

CADオペレーターの求人は、世界中の工業国で見つけることができますが、特に日系企業の進出が盛んな東南アジア(ベトナム、タイ、マレーシアなど)や、高い技術力が求められる北米、ヨーロッパが主なターゲットとなります。

業界としては、やはり「建築・建設」と「自動車・機械などの製造業」が二大巨頭です。建築分野では、高層ビルや商業施設、プラント建設などの大規模プロジェクトが多く、製造業分野では、製品開発の設計から生産ラインの管理まで、幅広い工程でCADスキルが求められます。

例えばアメリカの自動車産業でいうとデトロイトに集まっていますが、そのデトロイト周辺にはGeneral Motors(ゼネラルモーターズ)といったアメリカ企業をはじめ、トヨタ、ホンダ、日産やヒュンダイなどの海外の自動車メーカーも集まっています。

またそれに紐づくかたちで部品メーカーも集まります。

もちろんそれぞれの企業にはCADオペレーターが不可欠で、それがゆえにデトロイトには多くのアメリカ人、インド人、中国人のCADオペレーターが働いています。

デトロイト周辺にはCADに特化した学校も多いと聞いたこともあります。

上記は自動車の例ですが、建築や電気などの業界でも、業界のリーディングカンパニーの拠点のある都市で同様の事情があると思います。

海外CADオペレーターの働き方

海外CADオペレーターの働き方

海外での働き方は、日本のそれとは少し異なる点があります。事前に知っておくことで、心構えができるでしょう。

よりスペシャリスト指向を求められる

海外では、日本のように「未経験者をじっくり育てる」というよりは、「即戦力となる専門家」を求める傾向が強いです。

CADオペレーターという職種でも、ただ指示通りに図面を描くだけでなく、特定の分野(例:配管設計、構造解析など)に特化した深い知識や経験を持っていると、より高く評価されます。自分の得意分野を明確にし、それをアピールすることが重要です。

また海外、特に欧米などでは仕事の役割や責任の所在がはっきりしています。

したがって日本のようにCADオペレーターでありながら事務などの他の仕事を兼任することも少ないですし、良くも悪くも変に他人の仕事を手伝うなどもあまり無いです。

自分の任された仕事をキッチリこなす事を求められ、人の仕事のテリトリーを犯して、仕事を取るようなことはないです。

なので、CADオペレーターであれば、その仕事に集中しスペシャリストを目指すことができます。

ワークライフバランス重視

多くの国では、仕事とプライベートのバランスを非常に大切にします。定時で仕事を終え、家族や友人と過ごしたり、趣味に時間を使ったりするのが一般的です。

日本の「残業は当たり前」という文化に慣れていると、最初は戸惑うかもしれませんが、オンとオフをしっかり切り替えることで、より充実した生活を送ることができます。

オンとオフがはっきりしている

ワークライフバランス重視の文化とも関連しますが、海外では勤務時間中の集中力が非常に高く求められます。その分、終業後や休日に仕事の連絡が来ることはほとんどありません。

仕事の時間はプロフェッショナルとして全力で取り組み、オフの時間は完全に自分のために使う。このメリハリのついた働き方は、長期的なキャリアを築く上で心身の健康を保つ助けになります。

具体的なCADの海外求人の探し方

海外でのCADオペレーターに強い転職エージェントランキング

・ご紹介する海外に強い転職エージェントに少なくとも3つ以上は登録し、セカンドオピニオン、サードオピニオンを受けることが重要
・転職はタイミングや時間がかかるもの、迷いがあるのも当然!まずは登録することで仮の転職活動を始めてみましょう!登録は無料

まずは海外案件に強い転職エージェントに登録し情報収集から始めましょう。

当サイトは多くの現役CADオペレーターに書いてもらっていますが、一番苦しいのは転職の一歩が踏み出せず、迷っている時間だったということです。

実際に動いてみると、あの時の悩みは何だったのか?と思うケースがほとんどです。

今はそれほど転職に本気になれない場合も仮の転職活動をやるだけで気持ちが楽になります。

これは多くの方が実感しているので、まずは一歩を踏み出すことをおすすめします。

日本の海外就職に強い転職エージェントを活用

最も安心で効率的なのが、海外案件を専門に扱う日本の転職エージェントに登録することです。非公開求人を多く持っているほか、現地の労働事情に詳しいため、給与交渉やビザ申請のサポートまで行ってくれるのが大きな魅力です。

ベトナムのCADの仕事におすすめな転職エージェント「べとわーく」

日本経済の停滞や、日本社会の閉塞感から海外、アジア転職する方が増えています。

その中で、CADの仕事で言えば、ベトナムも熱い国の一つです。

人口約1億人、毎年6-7%前後のGDP成長率を誇り、キャリアのチャンスも多く、海外転職としては魅力的な国の一つです。

そこでご紹介するのは、ベトナムに特化した転職エージェント「べとわーく」です。

ベトナムで唯一、日系企業に特化したローカル人材会社で、ベトナム情勢に詳しい現地在住のコンサルタント(日本人)が無料でサポートしてくれます。

実際にCADやBIMに関する仕事の一例としては以下のようなものがあります。

べとわーくCAD求人1

べとわーくCAD求人2

いやー夢があります!

ベトナム+CAD・BIMといった人材になれば希少価値間違いなしですよ。

数年ベトナムで経験し、日本に戻ってきたらキャリアップ、年収アップ間違いなしでしょう!

「べとわーく」への登録は無料です。

ベトナムに特化した転職エージェント「べとわーく」

「べとわーく」はベトナムで創業15年の転職エージェント「HRnavi Joint Stock Company」が運営している、ベトナム転職に特化した転職サービスです。
ベトナムで唯一、日系企業に特化したローカル人材会社「HRnavi」が運営しています。
日系企業数は950社以上と実績豊富で、ベトナム情勢に詳しい現地在住のコンサルタント(日本人)が無料でサポートしてくれます。

べとわーくの詳しい内容は以下の記事でも紹介していますので参考にして頂ければと思います。

一般的な海外案件に強い転職エージェント「doda」

続いて海外全般に強い転職エージェントをご紹介します。

以下のdodaで日系企業の海外支社勤務を条件に探してみることをオススメします。

dodaはCMでもお馴染みの大手の転職エージェントで日本企業がどの国に海外支社を持っていて、どんな求人があるかを把握しているところが多いです。

doda

海外案件が多い転職サイトならdoda。アドバイザーが相談に乗ってくれる転職エージェントサービスもありますよ。

ハイキャリアな海外案件に強い転職エージェント「JACリクルートメント」

ハイキャリアな海外案件を狙う場合は、それに特化した以下の転職エージェントがおすすめです。

エージェントに無料登録後に、カウンセラーに色々と相談しながら情報収集すると良いでしょう。

JACリクルートメント
	JAC Recruitment

JAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)は海外案件も多く専門職、ミドル・ハイクラス向けの高年収層に特化した転職エージェントです。

その他、国内含めてCADに強い転職エージェントは以下の記事を参考にして頂ければと思います。

海外の求人サイトで直接応募する

語学力に自信があるなら、海外の一般的な求人サイトで直接仕事を探す方法もあります。「LinkedIn」や各国の「Indeed」などが代表的です。

エージェントを介さない分、企業と直接コミュニケーションを取る必要があり難易度は上がりますが、より多くの選択肢の中から自分に合った仕事を見つけられる可能性があります。

「CAD オペレーター 海外 求人」のリアルな年収と待遇

海外での年収は、国や地域、本人のスキル、経験年数によって大きく変動します。一概には言えませんが、以下に大まかな目安を記載します。

国・地域年収の目安(経験3〜5年)特徴
東南アジア250万円〜500万円物価が安いため、日本と同等かそれ以上の生活水準が期待できる。マネージャー職などではさらに高給も。
北米500万円〜800万円以上給与水準は高いが、物価や税金も高い。高い専門性が求められる傾向。
ヨーロッパ450万円〜700万円ワークライフバランスを重視する企業が多い。国によって労働環境や給与水準は様々。

※上記はあくまで一般的な目安です。

待遇面では、住宅手当や一時帰国のための航空券支給など、日本人向けの特別な福利厚生を用意している企業もあります。

日本語だけで海外で働ける仕事はある?語学力の壁について

多くの人が最も心配するのが「語学力」でしょう。結論から言うと、「日本語だけで働けるCADの仕事」は、日系企業の海外拠点などに限定されますが存在します。社内の公用語が日本語であったり、日本人スタッフとのやり取りが中心だったりする職場です。

あとは後述するような現地スタッフと日本の本社の通訳も兼ねる場合は日本語が話せる人は重宝されます。

しかし、キャリアの選択肢を広げ、より良い待遇を目指すのであれば、現地の言葉、少なくとも英語でのコミュニケーション能力は必須です。完璧である必要はありません。まずは「業務に必要な指示を理解し、自分の考えを伝えられる」レベルを目指しましょう。

CADで海外の仕事を得るために必要なスキルと準備

海外でCADオペレーターとして活躍する方法

海外でCADオペレーターとして活躍する方法

海外でCADオペレーターとして働く道は一つではありません。自分のスキルやキャリアプランに合った方法を選びましょう。

日系企業の海外支社でCADオペレーターとして働く

欧米やアジアなど様々な国に日本の企業が進出しています。

アメリカ、欧州、中国、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシアなど様々な国に自動車、電機、建築関係の海外支社があると思います。

その海外支社でCADオペレーターとして働くのが一つ目のやり方です。

海外支社といっても日本企業なので、日本からの指示で動く場合も多く、ほとんどが日本で開発した製品を現地ようにアレンジして販売するケースが多いので、日本のやり方を横展開するといったイメージになります。

したがって、日本側の設計部署やCAD部署と連携しながら仕事を進めるケースがほとんどで日本語がわかる人材は重宝されると思います。

日系企業の海外支社で日本と海外のパイプ役として働く

続いては同じく日系企業で働きつつも、慣れてきたら日本と現地のCADオペレーターとの橋渡しをする、いわばマネジメント的に働くことも可能でしょう。

単なるCADオペレーターとしてだけでなく、日本の本社と現地のスタッフとの間の橋渡し役(ブリッジエンジニア)としての役割を担う働き方です。CADスキルに加えて、コミュニケーション能力や調整力が求められますが、非常にやりがいがあり、キャリア価値も高まります。

また時差の少ないタイ、ベトナムやミャンマーでは、ZoomやTeamsといったCAD画面の共有ツールを使って、設計者とやり取りしながらモデリングしています。

現地のCADオペレーターが日本語が分かれば良いですが、なかなか難しいと思います。

そこをマネジメント的な立場で橋渡しをしてあげるニーズもあると思います。

アメリカなどは日本と時差が12時間あったりするので、日本と昼と夜が反対ですので、打合せやZoomなどでのコミュニケーションは難しいでしょう。

したがって、コミュニケーションはメールやドキュメントになりますが、日本の設計者も忙しいですし、皆が英語ができるとも限りません。

そこも日本語が分かると人材として現地との橋渡しが求められるでしょう。

アメリカなどの場合、日本とのコミュニケーションが上手くいけば、1日24時間フル稼働している状態になるので生産性向上につながります。

海外の現地企業でCADオペレーターとして働く

高い語学力と専門性が求められる、最もチャレンジングな選択肢です。

現地の文化や労働環境に完全に溶け込む必要がありますが、実力主義の世界で自分を試したい方には最適です。給与や待遇面で最も大きなリターンが期待できる可能性もあります。

海外で個人事業主として働く

これは会社に属することなく個人として企業などと契約して働くケースです。

またアメリカなど日本以上にクラウドソーシングが盛んな国もありますので、そこでCADの仕事を探して、自分の好きな時間に好きな案件をこなして収入を得ることが可能です。

中には海外からクラウドワークスなどで仕事をもらって収入を得ているケースもあるようです。

海外で副業収入を得る方法

CADオペレーターが海外で副業収入を得る方法

いきなり海外就職はハードルが高いと感じるなら、まずは日本にいながら海外の仕事を受注して副業収入を得る方法もあります。

「Upwork」や「Fiverr」といった海外のクラウドソーシングサイトには、世界中からCAD関連の仕事が発注されています。実績を積むことで、将来的な海外移住やフリーランス独立の足がかりになります。

また海外で日本人向けにセミナーなどを開催しCADを教えて収入を得るというやり方もあります。

CADだけだとそれほどニーズがないかもしれないので、例えば3Dプリンターもセットで趣向品を作るようなセミナーを開催するのも良いでしょう。

対象も大人だけでなく子供も教えるのも可能です。

海外赴任をしている親は子供の教育に熱心なのもありますし、海外にいる間に教育が遅れのを恐れます。

なので、子供を対象にしてセミナーを開催するニーズはあると思います。

前述した通りデトロイトには日系企業が多数進出しており、海外赴任者も多いです。

実際に日本人の子供向けプログラミング教室を現地企業に働いている日本人が行ったりしていました。

海外で通用するCADソフトは?AutoCAD・Revitが有利

CADソフトには様々な種類がありますが、世界的に見るとAutodesk社の「AutoCAD」がデファクトスタンダード(事実上の標準)です。

また、建築業界では3Dモデルで設計から施工管理まで行うBIMの導入が進んでおり、「Revit」のスキルは非常に強力な武器になります。まずはこの2つのソフトを高いレベルで使いこなせるようにしておくことが、海外就職への近道と言えるでしょう。

欧米の自動車や航空関係ですと、CATIAが有利でしょう。

日本のJw_cadは海外で使えるのか?

日本の建築業界で広く使われている「Jw_cad」ですが、残念ながら海外での知名度はほぼありません。

海外のプロジェクトでは、データの互換性の問題から、Jw_cadが使われることはまずないと考えてよいでしょう。

もしあなたのスキルがJw_cad中心なのであれば、AutoCADなど世界標準のソフトへのスキルチェンジは必須の準備となります。

アピールできる実務経験年数とポートフォリオの重要性

海外の採用では、学歴よりも「何ができるか」という実務経験が重視されます。一般的に、少なくとも3年以上の実務経験があると、即戦力として評価されやすくなります。

そして、その経験を証明するのが「ポートフォリオ」です。これまでに自分が関わったプロジェクトの図面や3Dモデルなどをまとめ、自分のスキルレベルを視覚的に伝えられるように準備しましょう。

どのようなプロジェクトで、自分がどの部分を担当し、どう貢献したのかを簡潔に説明できることが重要です。

CADオペレーターが海外移住・就職を叶えるまでの5ステップ

CADオペレーターが海外移住・就職を叶えるまでの5ステップ

夢を現実に変えるための具体的なステップを見ていきましょう。

情報収集とキャリアプランの設計

まずは、どの国で、どのような業界で、どんな働き方をしたいのかを具体的にイメージすることから始めます。興味のある国の労働事情、ビザの種類、生活環境などを徹底的にリサーチし、自分のキャリアプランを明確にしましょう。

海外に強い転職エージェントに登録する

これは前述したような海外に強い転職エージェントに登録する事です。むしろ1番最初にやってしまっても良いと思います。

どんな国に働ける需要があるのか、どんな求人があるのか?など1人で調べるより専門のエージェントに相談する事で明確になってきます。

やはり人間なのでイメージが現実に近づくほど行動もエンジンがかかってくると思います。

英文レジュメの作成と面接対策

日本の履歴書・職務経歴書とは異なり、海外では「レジュメ(Resume)」や「CV(Curriculum Vitae)」が一般的です。決まったフォーマットはなく、自分のスキルや実績をいかに魅力的にアピールできるかが鍵となります。

成果を具体的な数字で示すなど、工夫を凝らして作成しましょう。面接も英語で行われることが多いため、想定問答集を作るなどの対策が必要です。

就労ビザの取得と渡航準備

内定が出たら、最も重要な手続きである「就労ビザ」の取得に進みます。ビザの取得条件は国によって大きく異なり、非常に複雑です。

多くの場合、内定先の企業がスポンサーとなって申請をサポートしてくれますが、自分自身でも必要な書類や条件をしっかり確認しておくことが大切です。

日本の外務省が提供する海外渡航情報などを参考に、正確な情報を集めるようにしましょう。

参考:外務省 海外渡航・滞在

まとめ:CADで海外へのキャリアを築くために今すぐ始めよう

この記事では、CADオペレーターが海外で働くための具体的な方法や必要な準備について解説してきました。最後にもう一度、重要なポイントを振り返ります。

  • 海外でのCADオペレーターの需要は高く、特に建築・製造業で多くのチャンスがある
  • 求人探しは日本の転職エージェントと海外の求人サイトの併用が最も効果的
  • 世界標準の「AutoCAD」や「Revit」のスキルと、業務に支障のないレベルの語学力が重要
  • 成功の鍵は、周到な情報収集と具体的なキャリアプランの設計にある

「海外で働く」ということは、決して簡単な道のりではありません。しかし、それは一部の特別な人にしか実現できない夢物語でもありません。あなたの持つCADスキルは、世界に通用する立派な専門技術です。

この記事を読んで、少しでも「自分にもできるかもしれない」と感じていただけたなら、まずは小さな一歩からで構いません。海外の求人サイトを眺めてみる、英語の勉強を再開してみる、自分のポートフォリオを整理してみる。その小さな行動の積み重ねが、やがてあなたのキャリアを世界へと繋げる大きな道筋となるはずです。あなたの挑戦を心から応援しています。

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